スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「原発事故で死亡者が出ている状況ではない」論理的に…

「原発事故で死亡者が出ている状況ではない」
 ↓
「もう一度、事故が起きてもいい」
 ↓
「原発を動かそう」

こういう論理になるんだよね?

最後の結論はまあ政治的には議論されるところではあるわけだけれど、しかし二段目は全くの論外。しかもこの論理から導き出される原発再稼働の結論は安全策をないがしろにしてもいいって事になりかねないわけで、結局論外。

すごいね、自民党は、与党として、いや公党として、こんな人を政調会長にしていることをどう思っているんだろう。例えば高市氏本人が辞任を申し出たとしても受け付けるべき話だろうか。役職外すどころか党員として除名にすべきレベルじゃないか?

朝日新聞デジタル:「原発事故による死亡者は出てない」自民・高市政調会長 - 政治
東京新聞:「福島事故で死者なし」 自民・高市氏が原発再稼働主張:政治(TOKYO Web)



「原発事故で死亡者が出ていない」というのは、全くのまやかしだというのは前にも指摘したとおり。作業員に危険を顧みず作業をさせれば事故収束・処理はもっと素早くかつ確実にできるかも知れないが、そんなことをすれば犠牲者は避けられない状況は今でも変わっていない。だからこそ、原発事故処理には時間がかかるし、現にかかっている。これで死亡者が出ていないなどと言っていられるか?

スポンサーサイト

テーマ : 原子力問題
ジャンル : ニュース

原発2030年ゼロに反対43%?一体なぜ?

ええー?嘘だ?皆本当にどうしちゃったんだ?

NHK世調 エネ政策見直し「賛成」43% NHKニュース

(追記)
多分質問の仕方が悪かった、ということもあるのでしょう、あの質問では2030年を前倒しあるいは即時廃止を求める人も賛成と答えた可能性がありますし。朝日新聞の世論調査の質問「原子力発電を段階的に減らし、将来はやめること」には、賛成75%、反対16%となっています。
朝日新聞デジタル:世論調査―質問と回答(1月19、20日実施) - 政治 (ウェブ魚拓) (FreezePage)
(追記ここまで)

今年は2013年、ってことは2030年は17年後。今日本に存在する発電用原子炉は50基、うち2030年に稼働30年未満である原発はたったの三基 (本当は四基あるが、そのうち一基 (浜岡五号機) は海水を被って廃炉濃厚) しかないんだよ?40年未満であれば更に10基あるけれど、とにかく今存在する原発のうち、36基が1989年以前に作られたもの。

どうするの?新設を認めるってこと?それとも老体に鞭打ってまだ使うってこと?新設するとしたって、現在建設 (凍結) 中のものはたったの三基しかありません、建設に至っていない計画が10基ありますが、これのうち二基は例の敦賀 (敷地内に活断層) 、一基は浜岡 (東海地震の震源域) 、一基は浪江 (福島第一の警戒区域) といったように、計画倒れになる可能性の高いものも含まれています。



それに、今米国やドイツで脱原発が割と話題になっていますが、あれは福島第一事故を受けてという面もあるでしょうが、それ以上に使用済核燃料の行き場がないということが問題視されてのことでした。割と地殻が安定しているドイツ、国土の広いアメリカでそれが問題になっているくらいなのに、日本はどうなのでしょう。

民主党が脱原発を打ち出しながら核燃料サイクル計画の廃止を決定できなかったのは、青森に建設中の再処理工場を廃止にすると、そこに一時保管されている使用済核燃料の行き場がなくなるからでした。使用済核燃料が各原発に返送されれば、たちまち全ての原発の使用済燃料プールは一杯になり、新たに使用済核燃料を出す余地がなくなって必然的に再稼働不能に追い込まれると聞きます。使用済核燃料がどこの原発でも一杯になりかけていて困っているという話は震災以前から言われていたので、嘘ではないでしょう。

ちなみに、核燃料サイクルは本来は高速増殖炉とセットなので、今の段階でこれを本格稼働させる意味があまりないという説があります。これも嘘ではないでしょう。高速増殖炉の商用化を断念している米国やドイツは全量直接処分を取っています。



民主党政権がいろいろと無計画な政権だったというのは、俺もそうだと思います。でも、今の自称保守政治家 (刺のある表現ですが、「保守」というのは簡単には定義できないと思うので、あえて自称としました) の揺り戻しも、ただ「原発を手放すのが惜しい」と言っているだけでまるで無計画に思えるのですが、どうなのでしょう?

あるいは核武装の為の…ってやつ?ここでは核武装の是非については取り上げないけれど、やるのなら政府でもって核兵器製造専用の黒鉛炉なり重水炉なりを新設した方が、あらゆる点でいいに決まっています。民間の施設に軍事施設としてのセキュリティはないだろうし、日本の商業用発電用の原子炉は全て軽水炉で、プルトニウム生産効率がよくありません。また稼働中に燃料棒を交換する為の設備も、日本の発電用軽水炉には付かないと思われます。圧力管型原子炉に見られるものですが、核兵器製造には必要とまではいかなくてもあった方がいい設備です。だから俺はどこからともなく聞こえてくる原発は将来の核武装の担保になるという話は (再処理施設はともかくとして発電用軽水炉については) でたらめだと思っています。今原発をどうするかという話と将来の核武装については直接は関係しないと思います。

俺は、古い原子炉に鞭打って使うなんて恐ろしくて嫌です。例えば、原子炉に使われる鉄鋼。鉄鋼には粘りがありますが、原発の中では強い中性子線を浴びつづけることで次第に脆くなっていきます。玄海原発一号機は、原子炉内に置かれている試験片の脆性遷移温度が98度まで上がっていたそうです。つまり、運転中に非常用炉心冷却装置を作動させたら、むしろそれが原因で破壊されてしまう可能性だってあるってことです (確か映画チャイナシンドロームでもそれが描かれていましたね) 。いつまで、どのくらいの性能を維持できるのか、それはそれぞれの原子炉によって異なりますが、何にしても古くなるのは避けられません。とにかく玄海原発一号機だって廃炉にするという具体的な話が出ていないのだから、これから古い原子炉に鞭打って使うなんてなったら、どんな無茶をされるか…。

かといって新設っつったって、上でも書いたとおりこれから廃炉を迎える原発をカバーできるだけの新設計画がありません。今計画から新たに起こすというのは、いくら安倍首相が、自民党がやれと命令したって厳しいでしょう。

一基あたりだいたい年間百トン出るとされる使用済核燃料もどうしましょう。

よって俺は民主党政権の言っていた2030年に原発ゼロというのは決しておかしなことではなかったと思います。感情としてはできるだけ早くゼロにしてほしいですが、そうもいかないのなら期間を決めていついつまでに、というのは正しいことだと思います。



なぜこんな調査結果が出たのでしょう。おかしい。怒りすら覚えます。もうちょっと皆真面目に考えようよ。それこそが被災地の為にするべきことでしょうが。都市部が地方に原発を押し付けてきたという事実があるんだから。さすがに今知らない人はいないかと思うけれど、福島第一第二は東電の発電所だけれど、福島は東北電力の管区だよ?

福島市出身の俺の友人が、震災より数年前だったけれど、こんなことを言っていましたよ、田舎をバカにされて「ふざけるな、こっちには原発があるんだ、俺たちは東京の為に命削っているんだぞ」と。その当時は冗談でした、本人も笑いながらでしたけれど、地震があって、停電になって、嬉々として「ヤシマ作戦」とか言っている人達 (*) を見て、彼の言葉が思い出され、以来耳から離れないのです。彼は生きていますけれどね。

* 節電を悪いことだと言うつもりはありませんが、あれは東電が、多くの発電所が被災して自らの管区内で消費される電力をまかなえなくなってしまったから行われたものでした。東北電力管区内のはずの福島に東電の (とそれに卸している) 発電所が多数存在して、むしろ普段はそこから電気を送られている東電管区の人間が「ヤシマ作戦」などと言ったら、悪意はないにしても結構な侮辱ではないでしょうか。

長くなりましたが、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
当ブログ記事は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。これに従っていただければ、転載・二次利用は商用も含め自由です。

テーマ : 原子力問題
ジャンル : ニュース

放射線で死んだ人はいない?原発事故が済んでから言うべきだ

原発意見聴取会に電力会社社員 NHKニュース (ウェブ魚拓)

「福島第一原発事故で放射線で死んだ人はいない」というのは、事実かも知れません。しかしこの言い方、何か変だと俺は感じます。

まず現在、福島の原発事故は終わっていません。首相は終わったと言っているようですが、まあそれを信じる人はさすがに原発を推進したい向きの人でさえいないでしょう。ですから解説するのは野暮だとは思いますが一応言っておくと、核燃料は溶け落ち、原子炉は損傷し、本来の冷却機構は再起不能です。現在は損傷した格納容器から漏れ出る水を集めて炉心に戻している、そういった状態です。当初のような大規模な所外への放出・流出が収まっていても、閉じ込められるべきものが閉じ込められていないのだから事故継続中です。格納容器の修復が必要とされていますが、修復どころか損傷箇所の特定もできていなかったはずです。

もう事故発生から一年半も経とうかというのに何が事故終息作業を阻んでいるのか、といえば、強い放射線ですよね。漏れ出ている水は溶け落ちた核燃料からの放射性物質を多量に含んでいて強い放射線を放っています。建屋内には高線量で人が近づくこともできない所がたくさんあると聞いています。

で、事故終息作業を進めるために、もしそういう所で人に作業させれば、その人は死ぬわけです。それができないから、事故終息作業が難航しているわけでしょう (ちなみに、人が5シーベルト以上の放射線を浴びるとかなりの可能性で死ぬことは、数々の原子力事故で (悲しいことではありますが) 既に実証されています、日本人にとって一番有名なのはJCO事故でしょう) 。

それで、「福島第一原発事故で放射線で死んだ人はいない」ってのは、事実は事実としても、すごく狡い表現じゃありませんか?それだと、例えば東電が原発を放り出して全面撤退していた場合 (もっとも、東電にはその意図はなかったということに結論づけられたようですが) にも、「作業員は誰も放射線で死ななかった」ということになりますよね。

少なくとも、事故が片付いてからそういう話をすべきだと思います。

本当に、こんな話ばかりでごめんなさい。でも我慢ならんのです。原子力発電は、俺は大人のモラルハザードだと思うのです

テーマ : 原子力問題
ジャンル : ニュース

原発が嫌なら対案を…は「まやかし」だ

何か最近、原発を推進したいとする向きがとても元気になっている気がするので、もう一度書きます。当ブログの趣旨から離れますがご容赦を。

石原東京都知事が「原発に反対するなら対案を出せ」と言ったためか、同じようなことを言う人が増えましたね。

じゃあ、俺はこう返したい。そんなことを言うほど原発は立派か?と。



忘れている人が多いみたいなので、よく思い出してください。3月14日からしばらく計画停電が続きましたが、なんでそうなったか。

発電所を止めなければならなかったからですよ。

もちろん、それは原発には限りません。火発も止まりましたし、福井新聞によると茨城県沖の風車も止めて検査をしたとされています。

風力発電フル稼動、被災地支える 三谷商事、地震耐え無傷 社会 福井のニュース :福井新聞 (ウェブ魚拓)

しかし、原発は決定的な違いがあります。火発なら燃料供給を止めてしばらく待てば炉の深いところまで人が入って検査することもできるでしょうが、放射能のある原発はそうはいかないこと。だからこそ、火発は早いものは数ヶ月で再稼働していたのでしょう。原発は、まあ再稼働への政治的ハードルもあるかもしれませんが、じゃあそれがなかったら節電令の出た去年の夏に女川や福島第二、東海第二が再稼動できたかといえばそうじゃなかったでしょ。現に、女川原発では今頃になって去年の地震の影響が発見されたりしていますし。

女川原発:3号機の燃料カバーに損傷 地震が原因か- 毎日jp(毎日新聞) (ウェブ魚拓)

これだけでも、原発は日本の電力の安定供給に資する、という話に疑問符が付くのは明らかでしょう。思い出してください、日本は地震国です。そのくせ何故か、原発は特定の地域に集中する傾向にあります。地震に襲われた地域の原発は、事故らなくてもとりあえずは全部止まります。地震の影響を調べるのに時間がかかるなら、再稼働はその分だけ遅くなります。そんなものに依存することが、いかに危ういことか。これは短期的な話。



次は中長期的な話を。原発の燃料であるウランは実は貧弱な資源である可能性があります。核燃料になるウランはウラン235という同位体のひとつですが、地球上のウランの99パーセント以上は核分裂しない同位体ウラン238であり、ウラン235は0.7パーセントしかありません。これは予想される埋蔵量の熱エネルギー換算で化石燃料の数分の一から数十分の一などと言われています。それでもなお原子力が有望なエネルギー源と考えられていたのは、おそらくは「増殖」と言われる原子力特有の現象のためでしょう。

例えば、自動車の排ガスを回収すると、ガソリンを燃やして得られるエネルギーを超えるエネルギーが得られるとしたら。もちろんそれはありえないことですが、原子力に関してはそれに似た話があるのです。ウラン235等の核燃料の核分裂から発せられた中性子がウラン238に吸収され、その結果核分裂性のプルトニウムに変わるということがあるのです。で、消費された核燃料を超える核分裂性プルトニウムを得ることを、「増殖」と呼びます。もし全てのウラン238をプルトニウムに転換できるなら核燃料は100倍、半分だとしても50倍あることになります。

しかしこの増殖は従来型の原子炉ではできません。どの型でも生成されるプルトニウムは消費される核燃料の量を下回ります。そのことは昔からわかっていたので、原発を推進していた国はほとんど、増殖可能な原子炉の研究をしていました。いわゆる「高速増殖炉」です。たぶん60~70年代は、間もなく従来型の原発はすべてこの高速増殖炉に取って代わられると考えられていたのでしょう。だからこそバラ色の原子力の未来が描かれていたと思われます。

ところが現実はどうでしょう。研究開始から50年は経っているにもかかわらず、高速増殖炉が商用化した例はありません。どころか、多くの先進国は研究を中止しています。米国にも、英国にも、フランスにも、ドイツにも、スウェーデンにも、この型の炉は現存しないと聞いています。日本にはもんじゅと常陽という研究段階のものがありますが、どちらも長期間止まっています。

一応注意しておきますが、これは東日本震災のせいではありません。なんでも、冷却材が金属のナトリウムであることが問題解決を長引かせる要因のようです。ナトリウムは金属の状態では融点が低く、原子炉内では液体になります。そして金属なので熱伝導性が高く、水に比べ中性子吸収能や減速能が低いため、高速炉の冷却材としてよく選ばれるものですが、我々の回りにナトリウム化合物があっても金属のナトリウムがないことからもわかるとおり、金属の状態では極めて不安定で、酸素や水に接触させることは厳禁とされるものです (特に水と接触すると反応して水素を放出するため、水素爆発につながりかねない) 。ですから、トラブルが起こったのでふたを開けて調べる、ということさえ容易にはできません。例えそれができたところで、水と違って不透明なので、やはり検査は難しいものになります。

現に、常陽は2007年から、もんじゅは運転開始間もない95年から2010年まで、そして2010年の再稼働もたったの四ヶ月で事故発生により中断し、現在まで停止したままです。2010年の事故は炉内中継装置というものが落下したというものだったのですが、その落下した中継装置の回収に成功するまで一年近くかかっています。

はたして増殖はできるのでしょうか。できなければ原子力は化石燃料の代替はできないと考えるべきだと思われます。例え、この「高速増殖炉」が実現できたとして、じゃあどうしましょう。トラブルが頻繁に起こり、それによって五年や十年平気で止まってしまう高速増殖炉が、本当にエネルギーを安定供給してくれるんでしょうか。



原発の話が主に安全性になっていることに俺は強い違和感を覚えます。安全性の話をするということは、エネルギー源としては有能であることが前提ですよね。

そう、できれば安全性の話はしたくなかったのだけれど、高速増殖炉には一つ。大きな災害があれば複数の冷却機能を同時に喪失してもおかしくないということは、東日本大震災の教訓として我々が学んだことです。福一では外部にからポンプで水を (淡水が不足すれば海水さえ) 送り込んでいましたが、高速増殖炉ではどうするのですか?先ほども言ったとおり、水は注入できませんよ。



さて、対案を俺は出していません。そうですね、超短期的に見れば火発の増強しかないでしょうね。東電はこの一年間で火発の発電量を、もともとあった増設計画を前倒ししたり、ガスタービン発電機を設置するなどで大幅に増強しているんですよね、どのくらいだったか忘れましたが。だからこそ関東はこの夏電力不足の予想がないのです。

関西も同じようにやればよかったのでは、と俺は思います。まあもっとも、関東は火発の環境アセスメントについて特例があったそうで、だからこそ火発の増強が可能だったという話も聞きますが、じゃあなぜ、原発を建てたり動かしたりとあれだけロビー活動のできる電力会社が、うちもその特例を適用しろと騒がなかったのでしょう。それで「原子力は必要、嫌なら対案を」ってなんかあまりにも意地悪な話ではありませんか?

あとは、中長期的に見て、再生可能エネルギー…笑っていられる人はいないはずです。いずれにせよ我々は、そう遠くない将来、化石燃料も核燃料も満足に手に入らない時代を迎えます、これは避けられないことです。その前に、まだ枯渇性エネルギーに余裕のあるうちに、再生可能エネルギーで文明を維持する方法を探るべきではないでしょうか、そろそろ真剣に。余裕がなくなってからでは遅い可能性があります。

それをしなければ、我々の子孫は、彼らに残されたわずかなエネルギーを割いて、我々の残した核廃棄物を管理し続けることになるのでしょうね。…なーんか、大人のモラルハザードここに極まれり、って感じがしません?

さあ、原子力推進派の方は、これにどのような対案を用意してくれるのでしょう?

テーマ : 原子力問題
ジャンル : ニュース

小出裕章氏の国会での発言の文字起こしを見つけた

すみません、また原発の話です。偉そうなことを言いながら、僕も実は3.11までは強硬な脱原発論を唱える人ではありませんでした。原発がクリーンエネルギーではないことは知っていましたし、「原発のコストは安い」というのは嘘であるというのも気がついていました、が、国のエネルギー政策の問題ってのは総合的に考えなければなりません、原発がどうしても必要ならばそれはそれで仕方がないのかもしれない、って思っていました。

しかし、3.11きっかけに色々と調べました。本屋・図書館・ネットを巡りました、何冊かは買いもしました。調べれば調べるほど、原子力発電というものは破綻しているということが分かってきます。「危険ではあっても、クリーンでなくても、国のエネルギー政策の問題を総合的に考えて、原発がどうしても必要ならばそれはそれで仕方がないのかもしれない」という今までの考え方ですら間違いであったということが分かってきます。結局、僕は何も知らなかっただけだと。

僕は是非それを皆さんに伝えたい、しかしこんな若造の知ったか、誰も聞きたくないでしょう。それにうちのブログのテーマからも外れます。雑多な内容を扱うブログに読者はつきません、それが分かっているからテーマを明確にしたんです。

ところで、うちのブログでは「ネットで見つけた有用な情報」というのはそれなりに紹介させていただいており、またそれこそそもそもブログの使い方であったとも聞きます。というわけで、これを皆さんに紹介したい。2011年5月23日の参議院行政監視委員会において、京都大学原子炉実験所助教の小出裕章参考人の発言の文字起こしだそうです。原子力というものが破綻してしまっている理由を、短く、非常にわかりやすく解説してくれています。

小出裕章参考人の全身全霊をかけた凄まじい原発批判がわかりやすすぎる!(文字おこし):ざまあみやがれい!

どうでしょうか、「国のエネルギー政策の問題を総合的に考えて」も、これは頼るべきものではないことが分かっていただけるかと思います。今の原子力は所詮繋ぎでしかないのです、しかしそれを置き換えるべきものは長い研究の末、多くの国は既に断念 (上の小出先生の発言にはありませんが、先進国の多くは既に高速増殖炉の開発を断念しています) 、断念はしていない日本では実現目標が遠のくばかり…

…「国のエネルギー政策の問題を総合的に考えて」、どうしたらいいんでしょうかね。地熱・風力・太陽光・波力潮力などの再生可能エネルギーはエネルギーの自給率を高めることになり、原子力は高速増殖炉が実現できないならば化石燃料より長続きすることもないわけで、それだったら早いこと再生可能エネルギーに注力した方が得策かと思うのですが。この分野に於いても特許争いや市場シェア争いは既に始まっているわけで、できる限り早い方がいいかと。甘いと言われますかねえ、でもできもしない増殖に期待をするのも充分甘いと思いますがねえ、どうでしょうか。



最初にも書きましたが、ブログのテーマから外れる話をちょいちょい書いてごめんなさい。石原伸晃衆議院議員が反原発を「集団ヒステリー」と発言されたのをご存知でしょうか。俺は残念ながらそれが半分当たっている気がするのです。しかし、集団ヒステリー即間違いと言うわけではありません。例えばフランス革命は集団ヒステリーの要素は多分にあったでしょうが、だからといって歴史的意義が否定されるわけではないのです。俺はもしかしたら今は集団ヒステリーに突き動かされているのかもしれない反原発を、集団ヒステリーのままにしていてはいけないと思うのです。熱狂はいずれ冷めます。自分とみんなの興味がそちらを向いているうちに、少しでも多くの知識を吸収し、皆とそれを共有したいなと。

小出裕章先生は扶桑社から「原発のウソ」という本を出していらっしゃいますが、これは福島第一原発の問題と一般的に原子力が抱える問題を、非常に平易に解説されているものでした。専門知識のない俺ですが、納得しながら二時間ちょいで読めてしまいました。おすすめです。なお、俺はこの記事を書くにあたり誰からもお金をもらったりしていないので、図書館等で探すのもいいと思います。

テーマ : ほっとけない原発震災
ジャンル : 政治・経済

プロフィール

ざっぱー

Author:ざっぱー
(この画像について)

当ブログについて
メール
(このメールアドレスへの特定電子メール (迷惑メール) の送信はお断りします)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。