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Firefoxの調子が悪くなったら

Firefoxが3.0にバージョンアップし、少なくともWindows向けの最新バージョンでは軽快さが向上し、公共交通機関への広告まで出して、今後さらにユーザーが増えるのかなー、なんて思いますが。

潜在的にFirefoxは不安定になる要素の多いブラウザであると考えます。

IEやOpera、Safariといった他のブラウザに比べて特段不安定だと言うわけではありませんが、Firefoxは基本的にシンプルなブラウザなので、大抵の方はアドオンで拡張しつつ使っているのではないでしょうか?

で、それがトラブルの原因となることが多いのです。

他のブラウザでは、特別な機能はブラウザ標準搭載として実装されるところ、バグ潰し等も配布者の方で一括して行われます。しかしFirefoxのようにアドオンとして拡張機能を切り離すと、様々なアドオンが自由に開発できる半面、それぞれのアドオンのバグ潰しはその開発者に任されるわけで。また、アドオン同士の相性が悪いなんてこともあっても、それを解消する術は開発者側にはありませんな、よっぽど人気のアドオンでもない限り。



というわけで、Firefoxの挙動がおかしくなったら。

以上書いた通り、十中八九はアドオンの問題なので、まずセーフモードで全アドオンを無効化して起動してみる。WindowsならばスタートメニューのFirefoxのグループにあるはず。Linuxではコンソールから

$ firefox -safe-mode

WindowsやMacでもこれに準ずるやり方で起動できるはず。

こうやって起動すると、設定は初期設定に、アドオンは全て一時的に無効になった状態で起動する。これでそのおかしな挙動が起きなかったら、アドオンのメニューから全てのアドオンを手動で無効に切り替えて、通常起動。あとはひとつづつアドオンを有効化しながら、どこで問題が発生するかを見る。漏電のチェック方法と同じですな。



さて、これでも直らなかったら。

アドオンでないなら、プロファイルと呼ばれる個人設定などを保存しているファイルフォルダが壊れていると考えるのが次ですな。ので、プロファイルの作り直しをしてみましょう。

まずは「ブックマークの管理メニュー」からブックマークをエクスポートして保存を。保存が済んだらプロファイルの作り直しに着手。

WindowsXPならば「C:\Documents and Settings\hogehoge\Application Data\mozilla」
WindowsVistaならば「C:\Users\hogehoge\AppData\Roaming\Mozilla」
Macならば「~/Library/Application Support/Firefox」
もしくは「~/Library/Application Support/Mozilla」
それ以外のUNIXでは「~/.mozilla」
以下のフォルダに収納されている。

ので、今上げたフォルダを別のフォルダに移動してしまうか、適当な名前に変えてしまう。この状態で起動すると、Firefoxが初回起動であると勘違いしてプロファイルを作り直してくれる。当然アドオンもブックマークも個人設定も履歴も失われるが、プロファイルが壊れていたのならばこれで直るはず。



なお、再インストールをしてもプロファイルの作り直しは基本的には行われないので、上の手順を踏まずに再インストールをしても、インストールに失敗している等の事情がない限り事態が好転する見込みはありません。

逆に、ここまでやってダメだったらインストールに失敗している可能性を考えて再インストールをしてみましょう。その場合はもう一度プロファイルの作り直しをすることを忘れずに。インストールに失敗しているからこそプロファイルもおかしくなっている可能性がありますから。



さて、アドオンを全て外して、プロファイルも作り直して、かつ再インストールまでして直らなかったら。

この段階まで来てから、掲示板なりmixiなりで質問するようにしましょう。大抵のトラブルは上の手順を踏んでいる途中で解決するので、ご厚意で質問に答えてくれる人も毎回これを指導していたらしんどいでしょうし、この作業で原因がかなりしぼられるので、質問の必要自体がなくなったり、教える側も対処法の指導が楽になるわけです。

トラブルが解決したら。プロファイルを作り直す過程で旧プロファイルを捨てていなければ、サーチプラグインは回収できます。旧プロファイルフォルダを漁ってみて下さい。ブックマークはエクスポートしたものを「ブックマークの管理」メニューからインポートして下さい。



おさらい

Firefoxの問題解決チャート

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テーマ : ブラウザ
ジャンル : コンピュータ

Iceweaselって何なの?

何度かちょろちょろと書いていたのですが…やっぱりDebianを導入した時に混乱する原因のひとつだと思うので、解説を。



Debianとそれをベースにしたディストリビューション(Ubuntu系を除く?)では、Firefoxというソフトは標準搭載されていないんですよ。オフィシャルのパッケージ管理システムを利用して手に入れることもできません。

そんなバカな、って思うでしょ?思わない?話を合わせてくれ。ブラウザとして世界シェアが二割を超えたといわれ、ライセンスとしてもMPL・GPL・LGPLと自由/オープンソースの体を持ち、ディストリビューションに含むことも、パッケージ管理システムを通じて配布することも何の問題もないはず…。



ところが、一つだけあったんですな。

"Mozilla" "Firefox"という名称、そしてあのロゴ。あれらは商標なんです!

だから、ソフト自体の利用・改変・再配付はMPL・GPL・LGPLによって自由が保障されているのですが、商標を使うことに関しては商標権を持つモジラ財団とモジラ社によって制限を受けます。

で、Firefoxから商標などを取り除き、フリーのロゴフリーの名称を与えた製品がIceweaselというわけです。Debianとこれをベースにしたディストロに標準搭載されているあの見慣れないブラウザがDebianにとってのFirefoxなのです。

聞き慣れない名前、見慣れないロゴ。当たり前です。あの商標じゃあないんだから、という話です。



というわけで、中身はほとんどFirefoxと変わらないはずです。操作性やカスタマイズについてもオリジナルと変わらず、アドオンも問題なく動き、オリジナルで出来てこれで出来ないことはあるひとつを除いて全く聞きません。

で、問題のそのひとつについて。

一部のネットバンクなどで、Firefox対応を謳っているのにIceweaselを弾くものがあるという話を聞きます。そういったときに「いや、これはFirefoxと変わらないものだから対応させてくれ」と電話やメールで連絡をしたところで、「独自ビルドまでサポートすることは出来ない」とつっぱねられるでしょう。

これを解決できなければ、IceweaselはFirefoxと変わらず使える、とは言えませんわな。大丈夫、設定によって解決できます。

この場合、こっちがFirefoxであることを偽装してやれば良いのです。中身はFirefoxそのものなんだから、問題はないはず。商標としては問題のある行為かもしれませんが、個人利用でしかも正当な理由があるんだから大丈夫でしょう。



Firefoxを開いて、アドレスバーに

about:config

と入力します。ここで警告が出る場合もありますが、そのまま進みます。

すると、何だかよく分からない大量の文字列が現れますが、これらの行それぞれがIceweasel/Firefoxの設定を表しているわけです。で、この設定名の中から、

general.useragent.extra.firefox

というものを探します。フィルタとある入力欄に文字列を入れていくとすぐに見つかるはずです。

で、Iceweasel3.0ではこれの「値」が

Iceweasel/3.0

となっているので、この「Iceweasel」の記述を「Firefox」に書き換えてしまえばいいのです。以上。非常に簡単です。このまま確認くんにでもアクセスしてもらえれば、どうなったかよく分かると思います。

これでwebサーバはアクセスしてきたクライアントのブラウザをFirefoxであると認識してくれます。何度も言いますがIceweaselは基本Firefoxと変わらないので向こうがこっちをFirefoxと勘違いしようが特に問題はないのです。



なお、UserAgentの切り替えを上の方法によるのではなく、アドオンの機能によってすることもできます。それがUser Agent Switcher。上のような使い方をするには新たに設定が必要ですが、デフォルトでIEと旧Netscape、Operaに偽装が可能です。偽装だけですけどね。「Firefoxに偽装する」のは、中身が実質Firefoxであるから全く問題はないのですが、IEに偽装してIE専用のコンテンツが送られてきたところで、IE Tabの様に中身がIEとなるわけではないので、まともに表示されることを期待してはいけません。


追記
Henrichさんのご指摘により、誤りと誤解を招きかねない箇所を削除しました。

テーマ : ブラウザ
ジャンル : コンピュータ

If you want me to stay...

前回デジタル著作権管理(フリーソフトウェア財団は「デジタル諸制限管理」と呼ぶことを提唱している、こっちの方が実態に近い)を話題に出したけれど、こいつについては言っておかないとね。地上波デジタルテレビ放送のゴタゴタした話もあることだし。

原点に立ち返って考えてみよう。

情報は人に知られてこそ価値がある。

メディアは情報を人に伝えてこそ価値がある。

そんなに観られる・聴かれるのが嫌なら、もういっそ情報配信なんてやめてしまえ!!

そうすりゃ誰もお前らの権利を侵害したりしないわ、もう二度と。

良かったじゃん、すべて解決だ。



と一回怒鳴っておいてね。僕等は正当に視聴したいだけなのだ。それを制限しておいて、それはもうメディアとしての存在価値を自ら否定することなのでは?

客にとどまってほしければ、客の事を考える。それが普通の商売だが、インターネットの登場までメディアは保護されて来たから、そんな単純な事も理解できないんだろう。

タイトルはSly & The Family Stoneのアルバム「Fresh」収録の曲より。

"You Cross My Path" The Charlatans UK

これまでの記事とは明らかに性質の違う記事を書きますが、驚かないで下さい。これもマイクロソフトフリーの一環です。



UKのロックバンド、The Charlatansが最新アルバム"You Cross My Path"を今年三月にリリースしました。

で、彼らは思い切ったプロモーションに打って出ました。

インターネットで新譜全曲無料配信をはじめたのです。

UKのラジオ局であるxfmでダウンロードできると聞いていたので、春ごろからどこからダウンロードできるのか探していたのですが、やっと見つけました。

The Charlatans on 'You Cross My Path' - Xfm

Linuxで音楽・映像配信を受けようと思うと、DRMという障害に引っかかって再生できないという場合が常態化しつつあるこの世の中で、無料配信でかつ聴取制限なしのmp3です。よって、LinuxだろうがMacだろうがヘッドホンステレオに入れようがmp3再生環境ならば問題なく聞けます。

僕のLinux環境(Debian lenny i386)ではgstreamerとxineというマルチメディアフレームワークで再生を確認しています。



いやー、うれしいね。あんまりうれしかったから無理やりブログとこじつけて宣伝してみた。

曲の感想は…。まあ、聴いておくんなさいよ。ブリットポップとかオルタナが好きな人は特に。

上のリンクを踏んだからといって俺にはなんの利益も発生しないのでご安心を。俺はただDRMフリーのコンテンツ配信を推進したいだけです。そしてCCCDと同じように消費者の力で市場から追放したいと思っているだけです。



なぜDRMがいけないかって?それはwikipediaのデジタル著作権管理の項目中のDRMへの批判に簡単にまとまっているので、なぜか分からない人は見て下さい。

もうひとつ、ここに書いていない批判をあげるとすると…

こういった技術はいつか必ず破られるものです。害意があるわけでなくとも、人の技術欲・知識欲を純粋に刺激しますし。アメリカ合衆国の現行著作権法では破ることを禁止しているようですが、例えばDVDのCSSの様に、破ることが極めて簡単でその情報が一般に知れわたってしまったら取り締まることも不可能になります。

で、制限したい側は新たな技術を開発し、破られ、更に新たな技術を…

いたちごっこです。その開発コストを消費者に跳ね返えせば売上が冷え込み、販売者側負担にすれば利益が減る一方…。CCCDと同じことになるわけです。それだったら、違法コピーが出来ることに目を瞑っても生のデータを売った方がトータルで利益になるとも考えられるわけですよ。違法コピーが「出来る」ことと実際に「する」ことは違いますし。



地上デジタルテレビ放送も同じように市場から追放できないだろうか…。

テーマ : インターネットサービス
ジャンル : コンピュータ

Linux上で使える2chブラウザ

2ちゃんねるブラウザとは…文字通り、2ちゃんねるを読み書きする専用のブラウザですよ。

web全盛で、webブラウザとは違うツールでアクセスしていたネットニューズが廃れたこのご時世に、どうしてこのようなものが必要なのかということの説明については、wikipediaにお任せしましょう。書き込みログをサーバー上でhtmlに変換するプログラムをパスして直接ログを送受信し、クライアント側で処理をさせることでサーバーの過負荷を防ぐということですな。

*今まで書いていた説明間違っていたな…まあいいや。



で、そのプログラムですが。規格が公開されているのか、様々なものが開発されているようで、まあお好きなものを使えばよろしいんでしょうが、やはりWindowsで使えるものとLinuxで使えるものでは数に違いがありますな…。とりあえずここではLinuxで使えるものを。なんたって「MSフリー」ブログですから。


JD

GTKを使った2chブラウザ。Debianならばlenny以降のリリースで公式リポジトリからダウンロード・インストールできる。

今現在俺が使っているのがこれ。後述のbbs2chreaderが使えなくなったので試しに入れてみたが、…とりあえず、webブラウザ類似の操作性、もっと言えば直感的な使いやすさを求めてはいけないようだ。慣れもあるだろうけれども。


Kita

QtベースなのでKDEと相性が良いみたいだけど、とりあえずネーミングセンスが(・∀・)イイね。KDEは苦手なので使ってはいないけれども。

Debian公式にはないけれど、Debian GNU/Linuxスレッドテンプレに解説があります。lenny以降ではこちらに解説あり。


navi2ch

emacsな人に。emacs使いは玄人中の玄人だろうからここで俺が説明をする必要なんかないだろうね。ので割愛。


bbs2chreader

Firefoxのアドオンとして動く2chブラウザ。

こいつが一番楽だったよー。普段Fxの俺としてはwebブラウジングと全く変わらない感覚で使え、web上から2chのアドレスを踏んだとき自動的にこいつに読み込ませる設定も可能だった。webと2chを頻繁に行き来する場合にはこいつが一番使いやすかった。使いやすかった。

それに、AAと通常の書き込みを自動で区別して表示フォントを変えることも可能だった。つまり、MS Pゴチックが使えないLinuxに於いて、AAのみを文字幅をMS Pゴチックに揃えたモナーフォントにするとか。

しかし、現在開発が再開したばかりで、Fx3への対応は時間がかかることを覚悟しなければならない状態。Fx2では動きます。

*追記*
現在は開発終了し、Chaikaというものに引き継がれたようです。こちらはFirefox3.5以上にも対応しています。
*追記ここまで*



とりあえず、Linuxでも2chブラウザはあります。2ch中毒の人もご安心を。

テーマ : ソフトウェア
ジャンル : コンピュータ

iceweasel(Firefox)3.0のlennyへのインストール

Firefox3.0の正式リリース日が決定し、リリース候補3が配布された今日この頃、皆さんどのようにお過ごしでしょうか。

以前iceweasel3.0の導入に戸惑ったのは、どうやらexperimentalに存在するbeta5の日本語表示用の言語パッケージが原因だったようで、sidにリリース候補2が落ちてきた現在はあの様な問題は起こりません。

あ、そうそう、sidに落ちてきたので/etc/apt/sources.listにsidの行があって、なおかつapt-pinningでsid=unstable全般に関して99以下のピン止めがなされている場合、

# apt-get -t unstable install iceweasel

で導入できます。



しかし、3.0rc用の言語パッケージの用意は未だにないので、英語のまま使うことになりますがね。この時にexperimentalにあるbeta5用の言語パッケージが流用できないかと思って、ちょっと試してみたんですが。

# apt-get -t experimental install iceweasel-l10n-ja

とやるとインストールはできるんですが、うちの環境ではこの前と同じエラーメッセージが出てその先に進まないという事態に。

というわけで、あと二・三日は英語のまま使うことを覚悟した方がよさそうですね。



それと、まだ多数のアドオンが3.0に対応していない様で。その点の覚悟も必要ですな。

bbs2chreaderはこのところ開発停止状態にあったようで、最近開発者の交代があったみたいですが、はたして正式リリースの日に間に合うのか?2chブラウザはfx1.0時代からずっとこれを使っていて、webブラウザと2chブラウザの統合という快適さにドップリだったから今更2ch特化ブラウザには戻りにくいなあ。まあ、しばらくはJDでもインストールして我慢しますが、早めの開発をお願いしたいところです。何の貢献もせず偉そうな口利いてすみませんが…。

他にも(最終更新日時から)開発停止になったと思われるものは多数あります。このブログでも紹介したAll-in-One GesturesRestart Firefoxなんかはここ数年アップグレードがなされていません。

マウスジェスチャならばFireGesturesが3.0に対応しています。再起動では…アドオンの導入削除だけでなく、有効無効についても再起動がFirefoxの方で出来るようになっているので、もうこの手のアドオンは必要ないのかも知れません、あることはあるんですが。必要な人は検索して下さい。

OpenSearchFoxはどこへ行ったのかしら。代替できるアドオンがないというのが痛いです。広告を含んでいたからかな?でも、リンクはなかったからアドウェアとは言えないと思うんだが…。

追記
Add to Search Barがほぼ同じ機能を有しています。しかもこっちは広告なし。

テーマ : UNIX/Linux
ジャンル : コンピュータ

Vistaを使っていない俺が勝手に批判その2

使っていない俺による勝手なVista批評の続きです。

前回、Aeroの実装につき批判しましたが、実は俺が本当にAeroについて批判したかったのはユーザーインターフェースは2Dのままなのに画像処理だけ3Dにして無駄にリソースを消費することはないだろう、ということなんですよ。しかし、それをいったら「遊び心」を否定することになってしまう気がするので、あまり大きな声では言いません。



今回はもうひとつの批判対象、UACについて。

ただし、UACに対する批判は的外れのものが多いので、ちょっと解説を。

パソコンとはその名の通り、一個人に於いて所有・管理・使用が為されるコンピュータの事で、そのために作られた制御システムは使用者=管理者でした。DOSとその流れを汲むWindows9xはそれが自然でした。

しかし、これは普段使用するユーザー権限に悪意あるプログラムや乗っ取りが発生すると、システム全体が侵される危険がありました。特に近年のブロードバンド回線による通信の高速化・常時化により、そのリスクはここ数年で跳ね上がったわけです。

他方、パソコンという概念の生まれる前からある大型コンピュータ等では、管理者一人に対し管理権限を持たない使用者が複数という状況が自然で通常でした。つまり、ユーザー権限にはユーザーが通常使うであろう機能の使用のみが許可されていて、システムの管理・変更等は管理者権限によってしか為されないものとなっていました。

で、これは図らずもブロードバンド時代にピッタリの構造であったのです。というのも、悪意あるプログラムがユーザー権限で実行されても、もしくはユーザー権限が乗っ取られたとしてもシステム全体が侵される危険はまずありません。パーソナルな環境、つまり使用者=管理者という状況にあっても、普段は制限されたユーザー権限で使用し、システムの管理・変更など重要な事をする場合に限った管理者権限の発動をこころがけることにより、脅威に満ちたブロードバンド時代において比較的安全にシステムを使うことができるのです。

この構造は、大型コンピュータ向けであったUNIXシステムをパソコンで動かしたいという需要から生まれたLinuxに於いても維持されています。UNIXから派生する現在のMacのシステムもこの構造を持っているはずです。



UACというのは、それをWindowsでやった、ただそれだけのことなのです。

もともとWindowsNT系OSにはこの概念と構造はあったはずです。しかし、WindowsXPによってNT系とDOS系を一本化するにおいて、「パーソナル」ユーザーには馴染みの薄いこの機能をホームエディションから除外した、これが正解でしょう。で、ブロードバンド時代のセキュリティとしてVistaには搭載せざるを得なくなったと。



と、マイクロソフトの肩を持つような発言をしてみましたが、俺が批判したいのはここから。

このことのユーザーへの説明は果たして充分だったのかなァ、ということ。

たぶん慣れてしまえばどうということはない機能であるとは思いますが、今まで当然の様に行ってきたシステム管理をユーザー権限から行うということが突然できなくなるというのは、事情が分からなければ大きな戸惑いとなることは容易に想像がつくでしょう。実際、僕もLinux導入時には戸惑いました。そのユーザーの戸惑いに、マイクロソフトは充分に対応したといえるのでしょうか?

煩わしい・邪魔・ユーザーを信用していないOSだ、などという的外れな批判が目立つということは、充分に理解していないユーザーが少なからずいる事実を伝えています。それに、設定でUACを無効にできるなどということが、理解されることを放棄しているマイクロソフト側の姿勢の表れではないでしょうか。



まあ、そんなことは正直どうでもいいんですよ。マイクロソフトに頼らずともパソコンを使う道は既に開けている。

ああ、Linuxに対応するTVチューナー/ビデオキャプチャデバイスができてくれないかなー。そしてDRMという厄介なものがなくなってくれれば良いんだけど。いや、違法コピーがしたいわけじゃなくて、DRMは正当な再生・正当な私的複製すら制限がかかるからね。

テーマ : Windows 全般
ジャンル : コンピュータ

Vistaを使っていない俺が勝手に批判

WindowsXPの販売終了まで間もなくとなりました。みなさん、対策は済まされたでしょうか?

まあ、ネタ切れついでにWindowsVistaがまずかったと思われる点を使ってもいない俺が好き勝手に批評してみますか。

はっきり言って俺が買う気をなくしたのはサポート期間の短さ。ホームユースのパッケージの場合XPが2014年までサポートがあるのにVistaは2012年までだということ。まあ、別にXPが長すぎるだけでVistaが悪いとは言えないんだけど、なんか損した気分になりませんか?



しかし、ネット上の批判は大抵は対応ソフト・ドライバの少なさ、3D視覚効果のAeroとユーザーアカウントの機能制限UACに向けられているようで。対応ソフト・ドライバはマイクロソフト一社の問題ではないので仕方がないとして、AeroとUACについて勝手に批評。



まずAero。インターフェースに3D効果をもたらしてくれるという機能ですね。

重い重いという批判が噴出する半面、重くはないむしろ軽く感じる、という意見も多く見られるようですな。

からくりは簡単です。前者は映像処理能力の低いパソコンのユーザーの意見、後者は逆というわけです。

そんな単純なものかって、Aeroは高度な映像処理能力を「活用する技術」でもあるので、そういうパソコンではむしろAeroを有効にしておいた方が処理が軽くなるというわけです。で、そうでないパソコンではAeroを無効にしてしまえば良い。そうすれば特殊な視覚効果は得られないけど、今までの感覚で使うことはできる。ただそれだけ。



本当にそれだけ?俺はそこに一つ問題があると思うわけです。

Windows9x時代、MicrosoftがPlus!というパッケージを売っていたのを覚えている方もいらっしゃると思いますが。

あのパッケージ、便利なツールが詰め込まれていたりしたんですが、そのセールスポイントは画像や特殊効果でデスクトップを装飾するものを含むことでした。Windows95のPlusでは「デスクトップテーマ」機能が目玉でした、はっきり覚えています。

つまり、VistaにおいてもPlusパッケージを販売するかサイトでダウンロード配布するかして、オプションとしての性格を前面に出せばこの問題は回避できたのでは?ということ。

パソコンに映像処理能力を高く求めるユーザー層は、映像処理の専門業務に携わる人とゲーマーが主ですが、専ら文書処理にパソコンを使う人とライトユーザーに比べれば少数派です。ですからOSに標準搭載の機能としなくとも、高機能なパソコンを有する人たちが選択的に導入する性質のものであれば、批判は起きなかったでしょう。



Home BasicとHome Premiumとを分けて販売しているからユーザーに選択権があったはず、という反論がなされるかもしれませんが。

この販売戦略、パソコンの知識・好奇心の薄いユーザーに漠然と前者が後者に機能的に劣っているかのような印象を持たせている可能性が高いと思います。よってPremium選択、Aero発動→重い→しかし事態の切り分けができず、原因の特定ができない→Vista自体が重いという(おそらくは誤った)認識を持たせてしまう。いかがでしょう?



ややまとまりを欠く文章となりましたが、結論は「そんなもんオプションにしとけやボケェ」というところです。



長くなったので、UACについての話は次回

テーマ : Windows 全般
ジャンル : コンピュータ

iceweasel3にアップグレード→ダウングレード

なぜapt-pinningを習得したかって?

パッケージのダウングレードが出来るからさ。

はい、Firefoxの3に当たるiceweasel3のリリース候補版がexperimentalリポジトリから提供されています。ぜひとも使ってみたい!しかし、その名の通り実験段階にあるパッケージを安易に入れてトラブルに巻き込まれるのも怖い…。

前回の記事を思い出して下さい。apt-pinningでPin-Priority:に1001以上の数値を指定するとダウングレードしてでもそのパッケージをインストールする、ということになります。つまり、experimentalのパッケージを入れてダメだったら、新たに入ったパッケージについては削除を、アップグレードされたパッケージはこの方法でダウングレードしてしまえばよろしい。



というわけで開始。

まずは現在のプロファイルのフォルダの保護。プロファイルというのは設定やアドオンを保管しておく場所と考えてもらえば結構だが、とにかく2.0と3.0で設定を引き継ぐことができずトラブルとなる可能性や、後で2.0に戻したいと考えた時に困らないように。/home/以下のユーザーフォルダの.mozilla(つまり~/.mozilla)という隠しフォルダに入っているので、これをリネームもしくは影響の無いところに移動しておく。

/etc/apt/sources.listに追記。

deb http://cdn.debian.or.jp/debian/ experimental main contrib non-free
deb-src http://cdn.debian.or.jp/debian/ experimental main contrib non-free

保存したら、

# apt-get update

でパッケージ一覧の更新。終わったらいよいよ奴のインストール。

# apt-get -t experimental install iceweasel

このとき新たにインストールされるパッケージとアップグレードされるパッケージを分けてメモしておく。俺の環境では新規インストールされるものが「libmozjs1d xulrunner-1.9 xulrunner-1.9-common xulrunner-1.9-gnome-support」でアップグレードが「iceweasel iceweasel-gnome-support iceweasel-l10n-ja」だった。



インストールとアップグレードが終わったら、いよいよいつもの方法でiceweaselを起動してみる。



iceweasel3のエラーメッセージ

ここから先に進まない。



…じゃあ、ダウングレードしましょうか。

# vi /etc/apt/preferences

開いたら、「iceweasel iceweasel-gnome-support iceweasel-l10n-ja」この三つをダウングレードしたいので以下のように追記。

Package: iceweasel
Pin: release a=testing
Pin-Priority: 1001

Package: iceweasel-gnome-support
Pin: release a=testing
Pin-Priority: 1002

Package: iceweasel-l10n-ja
Pin: release a=testing
Pin-Priority: 1003

終わったら

# apt-get dist-upgrade

ダウングレードが行われるのを確認する。終わったら/etc/apt/preferencesの先程の記述を削除する。どうやらここの記述にはコメントアウトが利かないようなので、本当に削除。

続いて、新規インストールで入ったパッケージの削除を。

# apt-get remove libmozjs1d xulrunner-1.9 xulrunner-1.9-common xulrunner-1.9-gnome-support

終わったら新たに作成された~/.mozillaのフォルダを削除し、旧~/.mozillaフォルダの復帰を。ついでに/etc/apt/sources.listのexperimentalの行をコメントアウトしておいてもいいでしょう。



ふー。とりあえず原状回復はできたけど、リリース候補1版でこんなんで大丈夫かいな…。rc2では改善されていることを信じたいが。

テーマ : UNIX/Linux
ジャンル : コンピュータ

apt-pinning

何度も書いていますが、今現在僕はDebian lennyをメイン環境にしております。

しかし、一部に安定版と不安定版のパッケージ管理システムには用意されているくせにテスト版lennyに用意されていないソフトウェアパッケージが存在します。イジメか?

まあ、たぶん不安定版のバージョンにバグがあってテスト版に下ろせず、かといって安定版のバージョンでは古すぎて依存関係の解決ができないとかそういう事情があるんでしょうけど。

しかし、多少の不安定さは覚悟するからどうしてもそのパッケージが欲しい、という場合もあるわけで。どうしたら良いか?



まあ、単純に考えれば/etc/apt/sources.listに

deb http://cdn.debian.or.jp/debian/ sid main contrib non-free
deb-src http://cdn.debian.or.jp/debian/ sid main contrib non-free

とでも追記しておいて、あとはapt-get install…とやればsidリポジトリ上にある目的のパッケージをインストールすることはできます。

しかし、このままdist-upgradeでもしようものならディストロ自体がlennyからsidに入れ替わってしまう。

うーん、なんとか目的のパッケージだけを今後sidから入るように、それ以外のものはlennyのままに、と都合のいいことはできないかねえ…。



できるみたいです。それをapt-pinningというらしい。

とりあえず、日本語で一番わかりやすく解説してくれているのはここでしょうか。しかし、このDebian GNU/Linuxスレッドテンプレを見ればDebianの扱い方について大抵のことは載っている…。

ここの解説によると、/etc/apt/preferencesに必要な書き込みをすることで、パッケージを自在に操れると。

よし、じゃあやってやろうじゃない。

# vi /etc/apt/preferences

以下のように書き込む。

Package: nvidia-kernel-source
Pin: release a=unstable
Pin-Priority: 101

Package: nvidia-glx
Pin: release a=unstable
Pin-Priority: 102

Package: *
Pin: release a=unstable
Pin-Priority: 90

とりあえず、今lennyに無くて俺が困っていて、且つ、経験則的にlennyに落ちてくる見込みの薄いものはnvidia-kernel-sourcenvidia-glxだけなので、とりあえずPackage:にはそれを指定。

Pin:には貰ってくる先のunstableを。ここでは"sid"という名前を使ってはいけないようだ。

で、Pin-Priority:には数字を入力して、その数字で指定パッケージの扱いを定めるようだ。本来ならば、sidで配布されるパッケージはバグ等が見つからなければ一定期間をおいて自動的にテスト版に降りてくるはずなので、「指定すればインストールできるが、アップグレードの対象にはならない」1から99を指定したい所だが、nvidia-kernel-sourceとnvidia-glxはしばらくlennyに落ちてきていないので、とりあえず「アップグレードの対象になる」101以降の数字でピン止め。

もちろん、それ以外のパッケージがアップグレードされては困るので、この二つ以外は「アップグレードの対象にはならない」90でピン止め。Package: *と指定すると、すべてのパッケージという意味合いになるらしい。



で、終わったら保存して閉じ、

# apt-get update
# apt-get dist-upgrade -d

とやってみる。警告が出ない・大量のアップグレードが入らない、ならば成功。

ということで、あとはその指定したパッケージをapt-get installで入れてやればよろしい。

ただ、これをやると101以上で指定したパッケージがlennyに落ちてきたとしてもsidでのバージョンが入り続けるので、注意が必要ですな。

テーマ : UNIX/Linux
ジャンル : コンピュータ

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