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FirefoxはIEを倒せないかもしれない

FirefoxはIEを倒せるかもしれない - ITmedia エンタープライズ

この様な記事を見つけたので、反論の体をとりながら、Firefoxとその今後に対する不安をつづってみたい思います。



1. 既にかなりのシェアがある

既にかなりのシェアがあるという話には同意しますが、このところFirefoxのシェアはほとんど伸びていないのではないでしょうか?marketshare.hitslink.comのデータを見るに、この一年ほとんどシェアは動いていないように思えます (去年の六月と今年の一月には新バージョンのリリースがありましたが、それでも大きな動きは見られませんね) 。ここの結果だけを見て言うのもなんですが、今後ここからさらに伸びていく要素はあるのでしょうか?

ここの結果だけを見て何でそんなに断言できるのかって?ちょっと心配なことがあるんですよ。コンピューターに苦手意識を持っている人は、例え選択肢が他にあると知っていても、あえて新しいブラウザに手を出そうとはなかなかしないものです。つまりブラウザ戦争は、マイクロソフトが抱き合わせを続ける限り、苦手意識を持たない層を取り合うだけになります。そこですよ。実はもう、コンピューターに苦手意識を持たない層は、ほぼ掘り尽くされているんじゃないかと。Google Chromeのシェアはすごい勢いで伸びていますが、これは結局Firefoxと「持たない層」を食い合っているだけなんじゃないかと。


2. 多彩なアドオン

アドオンに価値を見出し離れられなくなったのは俺もそうです。ただ、アドオンは同時にFirefoxの弱点でもあると思います。アドオンが原因で動作が不安定になることはよくあります。AMOで配布していたアドオンにトロイの木馬がいたという騒動もありました


3. オープンソースである

あのー、きつい言葉になっちゃいますが…だから何なんでしょうか?逆に言うと、Firefoxほどに成功したオープンソースもありませんよ。だから、たまたま・まぐれ・お先真っ暗という論理も成り立つでしょう。たぶん、マイクロソフトのCEOバルマー氏ならばそう言うでしょう。もう言っているかもしれません。

それに、今日びオープンソースのブラウザは珍しくはありませんよ。Google ChromeもSafariも、根幹部分はオープンソースです。


4. セキュリティが強固

Windows XPのIEには、Windows Updateという恐ろしい弱点が存在します。つまり、OSの根幹部分を変更する権限を与えられているんです。Firefoxにはそれがないのでその点明らかに安全ですが、それはIEがダメダメ過ぎるだけであってFirefoxが優れていることにはなりません。FirefoxがVista以降のIEや他のブラウザに比べて堅固かどうかは分かりません。

それとIEが狙われるのは、本当のところはセキュリティの弱さよりもシェアがものを言っている部分が多いと思います。Firefoxも世界第二位のブラウザということで、悪い人たちに狙われてはいると思いますよ。AMOにトロイの木馬を仕掛けた奴もいたわけですし。


5. 速い

確かに、プロファイル作りたての、まっさらな状態のFirefoxは恐ろしく速く感じます、が、アドオンを追加していくうちそう感じることもなくなります。アドオンのないFirefoxにあまり魅力を感じない自分としては、自分好みの状態のFirefoxが特段速いとは思えませんね。たまに SRWare Iron を使ってその速さに驚いたりします。こちらはほとんどプロファイルをいじっていないので、比べるのは酷かもしれませんが。

これでも、Firefox2.0以前や、もっと言えばMozilla時代に比べれば、ずっと速くはなっているんですけれどもね…


6. 評判がよく、信頼されている

そうですね、モジラ財団・モジラ社の悪い話やこれを強く批判する人はほとんど見たことがありません。しかし、モジラ財団は収益の多くをGoogleに依存しているとも聞きます。Googleが変な気を起こさなければいいのですが…。


7. ブラウザ選択画面で有利な位置に

これ自体はFirefoxにとっては幸運なことなんでしょう。ただ、これ今のところヨーロッパだけの話ですから…。


8. 専門家に好まれている

これには反論はありません。


9. 口コミ効果

これにも反論はありません。


10. モバイル版ブラウザ

日本に於いてはこの分野はOperaが支配的であるはずが、その影響でパソコンでもOperaを使うようになった人ってどのくらいいるんでしょうか?



とまあ、こんな感じです。Firefoxが優れたブラウザであることに異論はありませんけれどもね。一応断っておきますが、俺はかなりのFirefoxびいきです。Mozilla1.6時代からのユーザーです。あの頃はIEのセキュリティが本当にどうしようもない状態だったので、当時の重く不安定なMozillaでも苦にならなかったのを覚えています。あの頃に比べたら、まあ今のFirefoxはまるで見違えるようです。

しかし、Firefoxの今後に心配な点は以上挙げた通り色々とありますし、ずいぶんととんちんかんな記事だなーと。ついついツッコミを入れてしまいました。

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テーマ : Firefox
ジャンル : コンピュータ

ハードディスクの完全消去を解説した記事を削除しました

昔、手放すハードディスクからの情報漏洩に注意せよとこのブログで書きましたが、その記事を削除しました。

というのも、その後も情報を集めていたんですが、わかんなくなっちゃったから。

ちゃんとした情報源が存在するため、一応正しいと思われること

・ハードディスクのデータは、ディスク上では磁気として存在している
・PCからファイルの削除やフォーマットを実行すると、ユーザーから見えなくなり、PCからは空き領域扱いされるが、磁気記録がその場でゼロクリアされるわけではない
・ので、上書きさえされなければ復活可能。それも、特別な機械などなしに。「ファイナルデータ」など、民間人にも簡単に手に入るPCソフトでそれがするものが存在する

以上。

ハードディスクのデータが磁気記録として存在している、それをゼロクリアしたいなら、単純に考えれば全て上書きしてしまえばいい。

# dd if=/dev/zero of=/dev/hda

これはIDEハードディスクの一番先頭に接続されているものの、全ての書き込める領域に「0」を書き込んでいくコマンド。これをやれば、ファイナルデータ等のPC上から操作するソフトでは読めなくなるはず。データとしてはそこに0が存在するはずであって、前のデータが読み込めるとしたらそれは復元云々以前に書き込み・読み込み不良だ。



しかし、デジタル的には「0」「1」とはっきり認識される数値でも、ディスク上の磁気を磁気力顕微鏡などで詳しく見れば「1」の上に「0」を上書きしたものと「0」の上に「0」を上書きしたものは区別できるらしい。よって、そこからデータを復元されないためには多重に上書きをすることが推奨される。この事実を指摘したピーター・グートマン氏の論文では35回も上書きすることが書かれていたとか…

でもさー、思ったんだけれどもね。その完全なるデータ抹消に何回上書きをするべきかって、それはその読み取る側の技術とハードディスクのデータ密度にもよるよね。技術は日進月歩です。顕微鏡の解像度も年々上がっているでしょう。その分上書き回数を増やさなければならないかもしれません。他方、ハードディスクのデータ密度も上がっています。その分解析は困難になっているでしょう、すると上書き回数は減らしてもいいかも知れません。

参考までに…グートマン氏がその論文を書いた1996年、ハードディスクは3.5インチで2GB程度でした。今は2TBの製品が各社から出ております。プラッタの枚数が同じでなければ単純に1024倍とは言えないでしょうけれども、とにかく記録密度は途方もないレベルで上がっております。

さらに、そもそもそんな話すらひっくり返してしまうものを発見。

ハードディスクにはその先頭に、不良セクタが発生した場合にそれを代替するための領域が存在するらしいんですが、そこはあくまでハードディスク内部で処理するためのものということで直接はアクセスできないため、いっくら上書きを繰り返したところでそこにはまっさらなデータが残り続ける、らしい… (ハードディスク完全消去の裏の裏) 。実験結果も示されているので一応信憑性はありそうです。



じゃあどうする?叩き壊すか?

空中分解したスペースシャトルから地上にたたきつけられたハードディスクのデータを復元 - GIGAZINE



ハードディスクの物理障害、果たして本当に復旧できるのか?~後編~ - GIGAZINE
プラッタが傷ついて粉砕している状態でも修復可能な場合が多くある



で、記事を削除したわけです。確実でない可能性のある話をまるで確実であるかのように書いていたんで。



代替領域、心配なんですけれども…ただちょっと思ったんですが、PC-98 (NECが昔出していた独自規格のパソコン、80年代から90年代前半に日本国内で圧倒的シェアを有していた) では強制的にこの領域にアクセスできるところ、DOS/V (PC/AT互換機、典型的なWindowsパソコンのことであるとお考えください) ではアクセスできない…とありますけれども。

不良セクタが発生して代替領域で補填されることになったならば、その補填に用いられたセクタに関してはアクセス可能になっているというわけではないのでしょうか?そうじゃなかったら退避させたデータをどうやって読むのよ?不良セクタが代替セクタにリダイレクトされるなら、そこをゼロで上書きする命令を出せば代替セクタに上書きされるのではないかと思えるんですが。すると通常領域のゼロクリアは代替領域に直接アクセスするわけでなくても結局有効ということにはなりませんか。

実験でモノが復元できたのは、そこがまだ使われていない代替領域だったから、というわけではないのかな?代替領域を使い切るまで不良セクタが出たハードディスクで同じ実験をやってもあの通りになるんだろうか。

※2003年現在当記事の筆者が居りませんのでご質問等にはお答えかねます

だそうなんでね…。ちょっと不安なんで、ぜひとも質問したいんですが。


追記

教えてgooで同趣旨の質問を発見。

HDDの代替領域とは? - 教えて!goo

こちらからリンクされている 不良セクタ , 不良ブロック とはなにか- ハードディスク 番長 のページにある、ペンディングセクタから通常セクタ扱いに戻って放棄されたミラーリングが、PCからアクセスできない領域に当たりそうですが…これだとするとこの領域はむちゃくちゃに断片化していてもおかしくないはずで、しかも通常領域が抹消されていてそのセクタに納められたデータの前後に当たる部分がなかったら、そこから何かを復元するのは困難では。

…そうでもないか?1セクタ512バイトだとすると、テキストデータで英数字のみなら最大512文字いけるわけで、たったの一断片でも深刻な情報漏洩にならないとは言いきれないか。ちなみにこの追記は800バイトほどです。


さらに追記

wikipediaにもデータの完全消去という項目がありました。ここには、『2001年以降の(15GBytes以上の)集積度の高いATAハードディスクにおいては、データの完全消去はディスク全域に1回のみ上書きすれば事足りる』というNISTの発表があったとされています。代替領域についても触れられていますが…出典は分からず。

最近ネットを騒がせているニュースに一言

東京都青少年健全育成条例改正案については、精読したわけではないのですが、非実在青年とかめちゃくちゃだと思います。保護法益は実在する青年でしょ?健全育成ってんだから。それが実在の青少年の保護にどうつながるのか、俺は納得できる説明をまだ一度も聞いたことがありません。



次。ネットでの名誉毀損。うちもブログ、無関係ではありません。

asahi.com(朝日新聞社):ネット上の中傷書き込みで名誉棄損罪確定 最高裁初判断 - 社会
ネット書き込みでの名誉毀損めぐり最高裁が初判断 有罪判決確定 - MSN産経ニュース
ネット名誉棄損:ネット上も要件同じ 「深刻な被害ある」--最高裁初判断 - 毎日jp(毎日新聞)
最高裁判所の判決文へのリンク

事件の内容はともかくとして、妥当な判断だと思いますよ。ブログ界には「言論の自由が…」などという反応もあるみたいですけれども、それと名誉毀損との衝突については、既に判例や条文によっていい決着点が示されています。時事に関するブログを書いているならば知っておくべきでしょう。

簡単に解説すると、刑法230条の2に、
1. 名誉毀損行為が、公共の利害に関する事実に係り
2. その目的が専ら公益を図ることにあったと認められる場合で
3. 適示した事実が真実であることの証明があった
ときにはこれを罰しないと定められています。なお、真実性の証明に失敗した場合であっても、昭和44年6月25日最高裁大法廷判決で「行為者がその事実を真実であると誤信し、その誤信したことについて確実な資料、根拠に照らし相当の理由があるときは、犯罪の故意がなく、名誉毀損の罪は成立しない」と判示しています。民法の不法行為適用に当たっても、同様の判断基準が最高裁平成9年9月9日判決で示されています。

また、ある事実を基礎としての意見ないし論評の表明による名誉毀損についても、同判決で上の基準を満たしていれば「人身攻撃に及ぶなど意見ないし論評としての域を逸脱したものでない限り、右行為は違法性を欠く」とされています (違法性を欠くと不法行為は成立しません、つまり損害賠償という話にもなりません) 。

私には、すごくバランスのとれた基準に思えるんですがね…。今回の事件は、これがインターネットに於いても適用されるということが確認されただけのはず。当たり前の話だと思います。逆に、なぜネットではこれを緩めるべきだと東京地裁が考えたのかが分かりません。ネットではこれを市民言論の危機だと主張する人もいるみたいですけれども、従来の基準が変わったわけではないし、むしろ逆では?ネットも一人前のメディアとなりうると認めてもらえたってことにはなりませんかね。東京地裁はネットを狼少年としたとは捉えられませんか。

てめーのブログは大丈夫かって?はっはっは…。

テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

Debianでradiko.jpにアクセスしてみた

ラジオの聴取機器を持たない人が増えているんだそうで。そういえば俺も一人暮らしをはじめて一年程、ラジオを持っていませんでしたっけ。オールナイトニッポンとTBSジャンクが聴きたくなったので買ったのですが、ナイナイや爆笑問題・伊集院光氏がいなかったらたぶん今でもラジオ受信機を持っていないでしょうな…

あ、防災ラジオは買ったか。手回し発電機と懐中電灯、簡単な照明に携帯電話の充電プラグがセットになったやつ。でもアレは何かがあったときにしか使わないしなー。電気代を払い忘れて電気を止められたときには大活躍でした。

まあそんなことはいい。とにかく現在、ラジオ離れは深刻なんだそうです。まあ、何だかんだでテレビは当たり前の道具ですし、ブロードバンド接続のインターネットも当たり前の時代になりました。普通の人があえてラジオを聴こうとする時代じゃないんでしょうな。



で、それを何とかするべくという話なのか何なのかよく知りませんけれど、東京と大阪にて、ラジオとインターネットで同時に同一内容の放送をするという試験をやっているんだそうな。3月15日から8月31日まで。

radiko.jp

ただ日本で音声映像配信となると、DRMがくっついていて特定環境 (ほとんどはWMP/Windows) を要求されるなんてことはざらです。今回のこれ、推奨環境にFirefoxは入っていますが、Linuxは入っていません。

ので、flashplugin-nonfree/Iceweasel3.5/Debian squeeze (sid) 環境でアクセス試験。ニュース等によるとアクセスが殺到しているらしく、サイトはやや重いですが、根気よく待っていると読み込まれました。ユーザーエージェントを偽装する必要もありませんでした。で、適当に放送局を選んで再生。

再生できました。普通に音声が、歌が聴こえてきます。つまり、Linuxを排斥するようなDRMはかかってないようです。安心。



では、このブログ的に最大の懸念点が杞憂に終わったところで、このサービス自体についてもちょっと書いてみましょうか。

同時にラジオに電源を入れてみると、確かに同時・同一内容の放送のようです、全部の局をチェックしたわけではありませんが。なお、このチェックをしたときにはネットの方は十秒ほどの遅延がありました。サイトにも遅延があり時報や警報は正確ではありませんと説明があるので、そういうことでしょう。

それと、電波に比べて恐ろしく音が綺麗です。これで音楽を聴いてもいいくらい。ラジオにありがちなノイズはほとんどありませんし、家の前の道をトラックが通っても気になることはありません、当たり前といえば当たり前だけれど。

というわけで、なかなかおもしろいと思います。皆さんも一度はアクセスしてみては。サイトは重いけれど。トップページにつながりにくい場合には、各ラジオ局のサイトに直接radiko.jpのその局の放送ページに飛べるリンクがあるので、そこからアクセスすればトップページを回避できます。



ところでこのサービス、Flashを使っているみたいですが。このブログ的立場から気になることですが、マイクロソフト依存、グーグル依存と来て、今度はアドビ依存が気になりますね…。またその話かよと呆れられるかも知れませんが、ちょっと考えてみてくださいよ。

AMD64というx86系の64ビットCPUの規格が発表されてからもう10年も経つんです。インテルもそれに乗っかり、PC市場からは一部のモバイル製品を除いてとっくに32ビットCPUは消ました。WindowsにもXPでこれに対応するものが発売されて五年経ちました。XPでは試験的な商品の感がありましたが、Vista以降は全てのエディションにAMD64版が用意されています。が、未だにFlash Playerの64ビット対応製品は出ていません。

また、最近アドビ製品の脆弱性を狙った攻撃が多発しているようですが、脆弱性を長期間放置していたとして責任者が謝罪をするなんてこともありました (AdobeがFlash Playerの脆弱性を放置、責任者が「過ち」を認める - ITmedia エンタープライズ) 。このあたり、かつてのマイクロソフトと同じ匂いを感じているのは俺だけではないでしょう。ええ、無視できません。

youtubeなんかでは手元のメディアプレイヤーアプリケーションなんかに読み込ませてストリーミングで視聴することも不可能ではないんですけれどね…。また、SHOUTcastから聴取できるネットラジオもありきたりなメディアプレイヤーでストリーミング再生可能です。これもそのようにできないのかしら (こちらの記事で否定されていました : ラジオをほぼ100%サイマル配信する「radiko.jp」の挑戦 -AV Watch ただ、やらないとは言っているけれどもできないと言っているわけではないので、一応望みはあるか) 。

ちなみに、脱Flashとまでは言わなくとも互換プレーヤーは存在します…が…今日現在のsidにアップされているGnashではradiko.jpを再生できませんでした。swfdecも同様。

テーマ : radiko.jp
ジャンル : テレビ・ラジオ

ブラウザの機会均等のために提案

Microsoft、欧州IEユーザー向け「Webブラウザ選択画面」提供開始へ - ITmedia エンタープライズ

IEはmarketshare.hitslink.comの発表によると、2010年2月において六割強という支配的なまでのシェアを有しています。が、その巨大なシェアは「Windowsに付属している」ということに支えられているのは一つの事実でしょう。中には他にブラウザの選択肢があるということすら知らない人もいます。

これは他にもブラウザの存在する市場において、正当な競争をするための足並みが揃っているとは言い難いわけで。何度も各国の独占禁止法の適用の話になったりならなかったりしてきたわけですが…このことについて欧州委員会とマイクロソフトは、WindowsにWebブラウザ選択画面を表示させることでとりあえずの決着をつけたそうです。



ただ、この「Webブラウザ選択画面表示案」には下の記事の通り、小規模なブラウザに不利であると批判がなされています。

「Microsoftのブラウザ選択画面は不公平」 小規模ベンダーが異議申し立て - ITmedia エンタープライズ

俺も、これは妥当な決着点ではないと思います。

もちろん、全てのブラウザに公平に、というのはとても無理です。世の中に存在するありとあらゆるブラウザを表示するなんて不可能ですし、記事にある欧州委員会の「選択画面に表示されるブラウザが多過ぎると、ユーザーが混乱する恐れがある。その結果、選択を行わずに選択画面そのものを閉じてしまう可能性が高くなる」との説明ももっともだと思います。

しかし、そもそものこの話の目的は何なんでしょう?俺は、各ブラウザの正当な市場競争の為の機会の均等と捉えたのですが。では、この「Webブラウザ選択画面表示案」の効果はこの目的にあっているでしょうか?

最初に挙げた記事にはブラウザ選択画面のスクリーンショットが掲載されていますが、それを見たところでは、IE、Chrome、Safari、Firefox、Operaがドーンと大きく掲載されていますね。「小規模ベンダーが異議申し立て」記事によると弱小ベンダーの製品はスクロールしないと見えないようになっているそうです。

俺にはこれの効果は、強豪五者間だけの機会均等と、同五者による寡占であるように思えます。目的効果が合っているとは思えません。正当な市場競争を目的にしながら行き着く先が寡占、果たして正しいんでしょうか?とにかく独占状態を何とかするためには仕方のないこと、と割り切れる話なんでしょうか?

というわけで、俺にはこれがいいものであるとは思えません。そして、より公平にしようとすればするほど読んでもらえなくなり、その辺をはしょれば結果本来の目的である公平性の確保が怪しくなってしまうという二律背反になっているなら、改善する余地もないでしょう。正直やめてしまった方がいいと思います。



そこで俺から提案ですが、IEは、OSに付属するものは IE Essential とか、 IE Express とか、 IE Starter Edition とか、まあ名前は何でもよろしいんですけれども、機能を必要最小限に制限したすんごいシンプルなブラウザにしてしまうのはいかがでしょう?例えるならDilloのような。

IEの開発を縮小せよというわけではありません、フル機能のIEはあっていいんです。ただし、それはマイクロソフトのサイトに置いておくのです。で、機能に物足りないと感じる人はマイクロソフトのサイトからダウンロードするなり別のブラウザを使うなりするようになれば、所謂「見えざる手」による機会均等と独占の排除の両方が達成できるのでは。

これでOS付属のIEがものすごく軽快なブラウザにでもなってくれたら、ギークはむしろIEを使うなんていう逆転現象が起こるかもしれませんな。どうでしょう?マイクロソフトさん、欧州委員会さん?まあ、本来だったらマイクロソフトに抱き合わせをやめさせるのが根本的な解決なんでしょうが、そうなったら多くのユーザーは混乱するだろう (多くの人はFirefoxをIEでダウンロードしたはず) し、マイクロソフトにそれに従う気があるならとっくの昔に解決しているだろうし

> /dev/null


追記

「見えざる手」という表現を使いましたけれども、私は市場原理を盲信するものではありません。ただ今回の問題において、選択肢を平等に全て提示することに無理があるから、そこは市場に任せる以外に方法がないんじゃないかと書いただけです。で、そこまで導く方法としてIEの機能制限版を提案したわけです。あくまでこの問題については、という話。

まあ、別に苦情や意見が来たわけではないんですけれど。一緒にされたり、何かに間違ったかたちで引用されたら嫌だな、とね。経済に関してはズブの素人です。

テーマ : インターネット関連
ジャンル : コンピュータ

Smashing Pumpkins 新曲リリース

米国のオルタナティブロックバンドの代表格であったスマッシングパンプキンズが、ニューアルバムの曲をネットで無料公開しているという話を前にしましたが、それの続報。

最初のリリースがあったのが12月半ば、「A Song For A Son」という曲でしたが、あれから三カ月経った現在、さらに二曲リリースされています。今までと同じく、以下のFlashプレイヤーで聴ける他、DRMなし192kbpsのmp3ファイルもダウンロードできます。



Flashが再生できない人の為に
A Song For A Son ダウンロードリンク
Widow Wake My Mind ダウンロードリンク
A Stich In Time ダウンロードリンク
The Smashing Pumpkins オフィシャルサイト

(2011年9月6日追記)
さらにリリース曲が増えています。Flashを再生できない環境の方のために、MP3ファイルへのリンクを貼っておきます。クリックすればダウンロードできます。
Astral Planes
Freak
Spangled
Tom Tom
The Fellowship
Lightning Strikes
Owata
(追記ここまで)

ああそうだ。今年の著作権法改正のことが気になる方もいるかもしれませんが、もちろん大丈夫ですよ、これはスマパンの公式のものです。上のフラッシュは公式サイトに「Embed this player on any website」とあるものですし、ダウンロードリンクもフラッシュ内に表示されるものを (短縮URLをKnowURLで伸長して) 貼っています。気になるなら上記オフィシャルサイトへ飛んでみてください。

一応、ニューアルバム無償公開を報じるBARKSの記事を。

Smashing Pumpkins : スマッシング・パンプキンズ、44曲入りのニュー・アルバムを無料提供 / BARKS ニュース

このビリーがオフィシャルサイトに掲載したメッセージそのものは、「A Song For A Son」リリースに伴うサイトの改装で消えちゃいましたが、サイトトップにそのものを全面的に押し出している以上、過去の予告なんて不要ってことでしょう。

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

ナップスター国内サービス終了のニュース

ナップスター、定額制楽曲配信など国内全サービス終了へ -INTERNET Watch

俺はここ数年Debianをメインの環境にしているのでナップスターを使ってはいなかったのですが、音楽大好きなので定額ネット配信サービスに憧れてはいました。サービス終了は残念です。

しかし、一つ嬉しいことが確認できた気もします。引用しますが、

--引用ここから--

発表によれば、ナップスタージャパンへのライセンスを供与する米Napsterが欧米での音楽市場に向け、著作権保護技術を利用しない(DRMフリー)方式への対応を進めているという

--引用ここまで--

この通り、少なくとも米国ではDRMフリーは大きな流れになっているのでは。 amazon.com もiTunes Store も米国ではDRMフリーのサービスを行っていますし。

さあ、どうする日本のネット配信業界?もちろん、米国に合わせることが必ずしも正義とは限らないですよ。でも、DRMもきっと正義ではないよ。ごくごく一部の企業の製品の寡占独占を助長するだけ。で、そのごくごく一部の企業ってのは米国の企業であるって点も重要ですよ。

また、最近では携帯用CD・MDプレイヤーはほぼなくなり、パソコンと連動させるものが主流になりました。しかし、これらの市場においても、DRM非対応で問題のない国の製品に、DRM対応を求められる日本の製品は開発費がかさむ分値段的にかなわないなんて話にもなりますでしょうな。これによってガラパゴス化が進んで国外マーケットを完全に失ってしまう、なんてことにもつながるかもしれません。

ところで、こんなニュースも発見。

5月4日は「反DRMの日」――ストールマン氏らが提唱 - SourceForge.JP Magazine

何もできませんが、とりあえず俺は心の中でストールマン氏の「反DRMの日」活動を支援したいと思います。

追記
今回話題にしているナップスターってのはファイル共有ソフトのアレではなくて、それが終了した後に同社がはじめた合法的な音楽配信サービスのことです。あくまで合法なやつの方です。日本ではタワーレコードが出資していたはず。

テーマ : 著作権関連ニュース
ジャンル : ニュース

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