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著作権の死後保護期間を延長する必要ってあるの?

asahi.com(朝日新聞社):文科相、著作権保護期間70年への延長に意欲 - 政治
「著作権保護期間70年への延長実現に最大限努力」鳩山首相が明言 -INTERNET Watch

著作権法は専門ではないから変なことを言うかもしれないけれども。

そもそも、著作権が死後五十年も存続する必要って何よ?ましてや七十年って。

MIAUが著作権保護期間延長に反対、鳩山首相の発言受けて -INTERNET Watch

ここでMIAUの意見として載せられている「メリットは無いのに、デメリットは確実にある」俺もそう思うんだけれども。だって、著作者は既に死んでいるわけで。権利というのはそれをどう扱うかは本人が決めるものだから、基本的に生きている人のものです。



メリット…子息の収入?天才は長生きしないなどと言われます。実際に、若くして亡くなった作家は少なくありませんね。中にはまだ小さなお子さんがいたという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、いくら何でも死後七十年は長いですよ。例え生まれたばかりの子が遺されたとしても、その子の一生涯まるまるカバーですよ。一般的な人生観で言ったら…そうだな、うちの爺さんが作家だった場合、俺が八十五歳になるまではその印税が受け取れると。いい加減子息も働けって話になりますよ。その方が世のためでもある。そういう意味では現行の五十年だって長い。

だいたい、このモデルである欧米では「成人したら親と子は法律的には基本他人」という風に考えるのが一般的だと聞きましたけれど?これは他人になる事を強制されるというということではなくて、権利義務を強制される事がないという話ね。



故人の尊厳・名誉?それは大事ですね。しかし、それがどう死後の著作権保護期間二十年延長と結びつくの?…答え:たぶん、それは著作者人格権の話でしょう。ここでの著作権とは財産権としての話であるはずです。

ちなみに日本の現行の著作権法では、著作者が死んだ後も、生きているとすれば著作者人格権を侵害することになる行為をしてはならないとあります(60条)。また、著作者の配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹の誰かが生きている間は、彼らがその「著作者が生きているとすれば著作者人格権を侵害することになる行為」の差し止め請求をすることができるそうです(116条)。つまり、保護期間とは別の話。



結局、これで一番得をするのは製作者ではなくそれを管理する大きな権限を持つ一部の業者だけなのでは?例えば大手映画配給会社とか、みんな大好きJASRACとか。クリエイターには当の本人が死んでますから何の利益もありません。むしろ、現に生きているクリエイターの、過去の作品にインスパイアを受けて、といった創作には妨げにすらなります、これはデメリット。そんなのは正しい創作じゃないって?じゃあ今度芥川龍之介氏のお墓の前でそう言ってやってくれ。黒澤明氏も忘れるなよ。

…だいたい、何でもかんでも欧米に合わせるのが正義かね?だったら死刑は?クジラは?共謀罪は?平和憲法は?尤も、俺は死刑の存置を支持しませんが。

以下、リンク
著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム - thinkcopyright.org
MIAU : 鳩山内閣閣僚による、最近の著作権保護期間延長に関する発言について
青空文庫 Aozora Bunko


追記
ちょっと詳しく書き直しました。それと、デメリットで見落としていたものがありました!それは新しい記事に書いたので、こちらへどうぞ

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