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孤児作品というキーワード

著作権延長法がなければ――パブリックドメイン研究センターが文化的損害を嘆く - ITmedia エンタープライズ
原文: What Could Have Been Entering the Public Domain on January 1, 2010?

既に言いたいことは言ったので、今回はあんまりあーだこーだ言いません。



…しかし、この記事の前半で挙げられている名作はまだ幸せだよね。問題は一番最後の段落。流し読みしないでくださいよ。流し読みを避けるために引用しちゃいましょうか。

--引用ここから--

 パブリックドメイン研究センターは、85%の作者は発行から28年経過後に著作権を更新していないため、「米著作権延長法がなかったら、1981年の作品の最大85%が2010年1月1日にパブリックドメインになっていただろう」としている。「これがわれわれのアーカイブ、図書館、学校、文化にどんな意味を持つのか想像してほしい。これらの作品はあと数十年、もしかしたら次の世紀まで著作権で保護されるかもしれない。そのほとんどは孤児作品で、購入もできず、文化的研究もできない状態になり、著作権者に恩恵もないだろう。それによる文化的な損害を考えてみてほしい」

--引用ここまで--

この中には、もしかしたら第二第三のカフカや金子みすずがいたのかも知れませんね…。

まあしかし、登録・更新がなければ著作権保護はないという米国の旧制度もちょっと違和感を感じますが。米国は昔そうだったらしいんですよ。方式主義といって、定められた手続きを踏んではじめて著作権が認められ保護されるという。マルCってのはその名残りらしいです。

ヨーロッパでは著作権は著作物に伴って自然発生すると考えられていたようで、対して無方式主義と呼ばれるそうです…日本は明治時代にそれを求めるベルヌ条約に加盟したため以来無方式主義です。また、米国に倣って過去に方式主義を採用したほとんどの国と当の米国が現在はベルヌ条約に加盟しているため、無方式主義が世界標準、方式主義は完全に過去のもののようです。この方が自然な気もします。

ただ、上で言われる「孤児作品」が生まれてしまうのは、無方式主義ゆえの部分ですよね…それでも、死後保護期間を短くすればだいぶ孤児作品を減らすことができるでしょうが。方式主義の復活を訴えている方もいらっしゃるようですけれど、まあ、無理でしょうね。フィルムか本かくらいしか著作物と呼べるのものがなかった、それも字やカメラがごくごく一部の恵まれた人のためのものであり、しかもメディアといえば新聞くらいしかなかった時代と今は違う。ましてや登録制なんて…鎖国でもするつもり?



あーだこーだ言わないって言ったばかりだったのに…スマンありゃウソだった。でもまあ『ニュースの解説』って事でさ…こらえてくれ。

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