スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「違法DLでネット切断」法案、大丈夫かこれ?

「違法DLでネット切断」法案、英国でも可決 - ITmedia エンタープライズ

>ISPは違法ダウンロードの疑いのあるユーザーに警告の書簡を送り、場合によってはユーザーのネット接続を停止しなくてはならない
>市民団体Open Rights Groupは「市民の権利が危機にさらされている。この法案は、著作権侵害の疑うがある人に対し、証拠を調べずに厳しい罰を与えることができる」と危ぐを示している

ここに書いてあることが本当だとしたら、いくら何でもこれはめちゃくちゃじゃないでしょうか?とても自由主義・民主主義・法治国家のやることとは思えない。ユーザーのネット接続を停止させることにつき、法に基づく適正手続ってのはないの?疑いだけで、ISPは一方的にユーザーのネット接続を停止できると?

もちろんISPと利用者は民対民の関係で、適正手続云々の話ではないようにも思えます。が、インターネットはもはやインフラのひとつです。メール、電話、新聞、天気予報、電子公告 (「広告」ではありません) 、各種行政手続…社会的に、様々な情報をやりとりする手段として認められています。はっきり言ってこれ抜きでの生活は正直考えられないほどのものです。それに、ネットはこれまで実現することの難しかった様々な自由権を具体的に実現できる、大きな手段でもあります。インターネット上では誰でも情報発信者になれるのです。様々な社会悪の告発がありました。既存のメディアが報じなかったニュースをネットがすっぱ抜いたこともありました。どうしようもないデマも多いですが、実際に社会を動かしたものも少なくありません。

つまり俺が言いたいのは、これ人の自由権の制限、もっと言えば言論封殺に使えるよね、ってことです。その人が悪いことをしているのが確実で、止めるのにはそれしか手がないという理由で法に基づき執行されるのならばまだしも、上のニュースが報じるに「疑い」となっています。



もちろん、不法ダウンロードなど誓ってしていないという方も多いと思います。が、今回は「疑い」です。疑わしいことも何もしていないという方はさすがにいないでしょう。無権限者によってアップロードされた著作権のある画像やら何やらは、ネット上にゴロゴロしています。その著作権侵害の事実を知らないでダウンロードした、あるいはその「事実」は分かるけれども見ただけ、ブラウザの一時ファイルとして保存されたに止まったことはみなさんいくらでもあるはず。もちろんそれは不法ダウンロードではないはず、ですが…

疑う側からしてみれば、あなたが問題のファイルにアクセスしたことがまず分かるわけですよ、問題のファイルが置いてあるサーバーのアクセス記録からね。で、あなたの「事実」の認識はどうか、保存していないか、あるいはキャッシュから問題のファイルを吸い出したりしていないかなどは、あなたにお話を聞いたり、あなたのパソコンを調べたりしなきゃ分からないことです。

つまり、疑いというのが何なのかは分かりませんが、本当に「疑い」という程度の話ならば誰にでも当てはまる危険があります。だから言論封殺の目的で使えるのではと俺は危惧します。というわけで、俺は「疑い」程度でネット接続を拒否することには強く反対します。



俺はイギリスやフランスに国籍や生活の拠点があるわけではないので直接の関係はないんですが、対岸の火事というわけでもなさそうなんでね…

「違法DLでネット切断、国内でも可能か議論したい」――JASRAC菅原常務 - ITmedia News

ところで、実際に著作権法違反に問えるかどうかはあなたにお話を聞いたりあなたのパソコンを調べたりしなきゃ分からないこと、と書きましたが、この理由でそもそもダウンロードを著作権法違反に含めることに反対です。この国では警察にしょっ引かれて家宅捜索されたなら、それだけで犯罪者扱いですからね、その捜査の結果犯罪ではないと判断されたとしても。つまり、警察が恣意的に人を拘束したり、あるいはその権限を気に入らない人の名誉を傷つける目的で使うようになる恐れがあります。今のところダウンロードには罰則はないみたいなのでまず警察が関わってくることもないんでしょうけれども、今後また改正があるかも知れませんからね。

無権限でアップロードする人や場所を提供し削除に応じない者こそを何とかするべきです。…と以前そんなことを書いたら「それができないからこういうことをやろうとしているんじゃないか」と反論されたことがありましたが…考えてみましょう。例えば、三千円のCDもしくはDVDの不法アップロード一件、それのダウンロードが一万件あったとしましょうか。アップロードを取り締まったら被害額三千万円の一件の事件、ダウンロードを取り締まったら一万件の、それぞれ被害額三千円の事件です。さあ、どっちが取り締まるのに現実的でしょうか?

関連記事

テーマ : インターネット関連
ジャンル : コンピュータ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ざっぱー

Author:ざっぱー
(この画像について)

当ブログについて
メール
(このメールアドレスへの特定電子メール (迷惑メール) の送信はお断りします)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。