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終戦の日にふと思う。自衛権と集団的自衛権

もしかしたらすごく的外れな話かも知れません、ちょっとご容赦ください。

私、中学の公民の授業で、そして大学の憲法の講義で、憲法第九条が自衛権を放棄したものなのか、あるいはそうじゃないのか、そこそこの時間をかけて教わった記憶があるのですが、この記事を書き始めたちょっと前、ふと思いました。思ったから書き始めたんですけれど。

これ、実はとんでもなくナンセンスな話だったのではないかと。

なんで自衛権の放棄の云々の話になるかというと、たぶんそれを論じ教える学者や先生のどこかに、そして教わった自分自身の中に、これは占領軍に書かされた一種の証文であるという認識があるからではないかと、私は感じています。

しかし、憲法とは本来はそういうものではありません。国民が、強大な権力を持ちうる国家の権限を縛り、自分たちの人権を確保するための機能なのです。それはイギリスやフランスではじまり、近代国家では当然のごとく求められるものです。例えこれが証文であったとして、その証文を書かせた連中とて憲法は持っているのです、内容はそれぞれ違えど。

だから憲法第九条は、他者に書かされた証文ではなく、あくまで我々国民の権利を明記し守らせるものとしてとらえるべきなのではないでしょうか、起草者の意思はともかく、これが憲法である以上。

そうだとすると第九条は、我々国民を戦争という究極の人権侵害から保護するものである、というものとしてのみ考えるべきだということになります。それこそがなんだか解釈の分かれる文言である「国際紛争を解決する手段として」の、解釈の指針なのでは。

つまり、自衛権に関しては、そもそも憲法はなにひとつ明言していない、まあ肯定しているようには見えないがそもそも否定するつもりは一切ない、と取るべきなのでは。いずれにせよ、国民が国家を制限し国民の人権を確保するための機能であると考えるなら、憲法には「国家主体としての自衛権」のあるやなしやを書くべきところではない、と考えるべきではないでしょうか。

そして、他国の軍事的圧力や侵攻からの防衛は国民の基本的人権の確保に繋がるものでもあると考えれば、憲法はその機能として自衛権を否定することはできないのです。

こう考えるべきではないでしょうか。どうだろ。おかしいかな。まとめますと、
・憲法は、国民がその権利を明記し、国家を縛る機能である
・第九条も我々の権利である
・国家主体としての自衛権の是非は憲法に書かれるものではない
・憲法が国民を縛るものでないなら、外圧・外患に対する国民の権利を憲法は奪うことはできない、つまり憲法は自衛権を否定できない

…と、ここまで書いて思ったのですが、それならば集団的自衛権は憲法に書くべき事項ではなさそうですね。



しかし、俺はちょっと前から思っていたのですが、集団的自衛権というのは一体誰の権利なんでしょう。憲法の主、主権者である我々の権利でしょうか。「ある相手とこういう関係性を構築して、自分もまた相手さんに守ってもらう権利」になるのでしょうか。それって、権利でしょうか?単なる希望的観測と一蹴されてしまいそうな…

憲法がどうなのかという話からちょっと離れますが、そもそも「集団的自衛権」というものは本当に権利なのでしょうか?例えば、金貸しが貸した金を返してもらうのは立派な権利の一つです。あるいは、所有権というものもまた立派な権利の一つですよね。金貸しは返済を免除することができます。所有者は所有物を捨ててしまうことができます。権利は、権利者が放棄できるのです。放棄は極端な例でも、それをどう行使するかはその人次第です。弁済猶予したり、所有権の一部あるいは全部を他人に譲ったりできます。

では、日本国が、米国との間に集団的自衛権なるものを認めたとして、それを日本国が自国の都合で一方的に放棄したりできるんでしょうか。こちらの都合で権利を行使しないこと、限定的に行使することが認められるのでしょうか。

これって、事実上の対米従属「義務」になってはしまいませんか?それで、いいの?そういう条約を締結することはともかく、憲法に書くことでしょうか?我々は今、何かとんでもない間違いを犯そうとしているのではないでしょうか?



自分の中でも完全にまとまったわけではない考えです。何か間違っていたらごめんなさい。すごく難しい問題をはらんでいるので、これや私の言葉使いで気分を害した方がいらしたら、それも謝ります。

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