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ハードディスク自体の暗号化とバックアップその3、増分バックアップのできるバックアップツール

さて、暗号化パーティションの作成とマウントができ、書き込み、アンマウントと再マウントのテストもできたので、今度はバックアップツールです。

なんかもうファイル管理ソフトでの認識と書き込みができたので、ファイル管理ソフトのコピーアンドペースト機能でバックアップを取っても良い気はするのですが…だって、これからするバックアップ第一回はどんな手を使ってもフルバックアップになってしまうわけだし…よーするに心が折れかけていますが、もし今ここで心が折れるに任せてしまえばこれから先バックアップを取るべき時の度に定期的に心が折れることになります。差分バックアップを覚えなければ。

ググッていくつかの情報を仕入れたところによると、Linuxのバックアップツールでよく使われているのはrsyncというソフトだそうな。これはフルバックアップも増分バックアップも可能とか。ちょっと試してみましょうか。使い方の基本は

$ rsync -a コピー元 コピー先

だそう。オプションの-aはディレクトリ構造やファイルの所有者情報などをそのままコピーできるものだそうで、普通はつけるようです。デスクトップに適当なディレクトリ (ここでは~/Desktop/tmpとでもしておきましょうか) を作り、その中にいくつかテキストファイルをぶち込みます。ついでにいくつかディレクトリも作成、その中にも適当にファイルを作成。それで、今度はバックアップ先のディレクトリも作成 (~/Desktop/backup) 。で、

$ rsync -a ~/Desktop/tmp ~/Desktop/backup/

と打ってみると。バックアップツールというから、このツールでしか読めないようなアーカイブファイルになって出力されるのかと思いきや、意外や意外、普通にファイルがコピーされたようです。この~/Desktop/backup/を普通の、nautilusやnemo等の一般的なファイル管理ソフトで開いてみると、tmp/ディレクトリがあり、その中には普通にファイルがあります。なお、上のコマンドでコピー元を~/Desktop/tmpと指定するとtmp/ディレクトリごとのコピー、~/Desktop/tmp/とするとtmp/ディレクトリはなしでその中身のコピーになるようです。

いや、完全に見える形でのバックアップになったのは嬉しいのですが (セキュリティ問題はドライブごとの暗号化ができたので心配ない) 、これでどうやって増分バックアップを取るんだろ…。試しに入れたテキストファイルの一つを適当に書き換えて保存し直し、もう一個ファイルを加えて差分バックアップのコマンドを。

$ rsync -auv ~/Desktop/tmp ~/Desktop/backup/

オプションのuが変更のあったものだけのバックアップという意味で、vは作業状態をコンソールに表示するというもの。すると、見事に変更のあったファイルと追加したファイルのみコピーしてくれたようです。差分 (増分?) バックアップ成功です。これはありがたい。ただ、本当にこれでいいんかな?今回はコピーしたサイズが小さいので問題なかっただけであって、ハードディスクのフルバックアップなんかを取る場合、容量もディレクトリ構造の複雑さもまるで違うわけで、これで本当に差分バックアップができるのかちょっと不安ですが、まあやってみなきゃわからない。

$ mkdir /media/sdb1/backup
$ rsync -av ~/documents /media/sdb1/backup/


コピーがはじまりました。ちなみに自分の場合、ユーザーデータはほぼ全て~/documents/以下に保管していて、一部保存しておきたいアプリケーションの設定データやキャッシュ等 (だいたい「^/.アプリケーション名」もしくは~/.config/や~/.cache/以下にある) も~/documents/以下にコピーしているので、外部にバックアップする場合はここをコピーするだけで済んでしまいますが、それはみなさんの事情とお好みで。ちなみに自分はシステムごとのバックアップはしない主義なので (システムやソフトウェアは再インストールすればいいと思っている) こうですが、それもみなさんのお好みで。

さて、コピーが始まり…終わったわけですが。正確に時間を測ったわけではないものの普通にコピーした場合のだいたい二割増しほどだったように感じます。

…あ、でも、その程度で済むのだったら、高速プロセッサを持て余していて、完全にハードディスクの読み書きがボトルネックになっているようなマシンだったらほとんど差がないってことにもなるのかな。正直俺のマシンはかなり古めです。AthlonX2 BE2350 とかなり古いマシンです。まあそれでもメモリは4GBまで入れ、グラボも安物とはいえNvidiaのものを入れているので普段使いには全く快適なんですが。GNOME3もついこの前まで元気にうちのマシン上で走ってましたよ。Nautilusの頻繁な仕様変更、というか機能削減に俺が耐えかねて今はCinnamonですけれど。

で、そうだ、もれなくコピーができているか。ファイル数と容量を確認してみたところ、全部コピーはできた模様です。長時間バックアップともこれでおさらば。次からは増分バックアップが利くのです。今書いているテキストをユーザーフォルダに保存して

$ rsync -auv ~/documents /media/sdb1/backup

するとものの10秒もしないうちにこのファイルを検知し、バックアップしてくれました。

はい、あとはアンマウントと暗号化設定の消去。

# umount /media/sdb1/
# cryptsetup remove backup1


んで、一応再マウントコマンドをして確認。

# mount /dev/sdb1 /media/sdb1/

はい、エラーが出ました。マウントできません!狙い通りです。

そうだ、バックアップからの復元について。これはコピー元とコピー先の指定を入れ替えればいいだけのようです。あるいはファイル単位での破損や誤削除に対しては、いわゆるアーカイブファイルではなく通常のファイルとしてバックアップディスク内には存在しているので、それを手でコピーアンドペーストして戻すという方法もあります。

とりあえずこれで良しとします。もっと高度なバックアップツールもあるでしょうし、人や用途・業種によってはその需要も存在するとは思いますが、俺は今のところそこまでは欲していないので。

まあ、個人的に考えていたのは、日付を付けてバックアップイメージを管理できるグラフィカルユーザーインターフェースのソフトだったんですが…でも、あんまり複雑になると、バックアップが本当に必要になった時、つまりシステムトラブルが起きたときにそれを動かせない可能性が出てきます。それでは意味がないのです。あるいはDebianを、Linuxを見限り、システムを全く別のものにしたいと考える日も来るかも知れません。そのときにはデータの待避場所として使いたいのです。

今回のようにコマンドユーザーインターフェースで生データを扱うシンプルなソフトだと、トラブル時の復旧可能性が高くなると考えられ、また例えこのソフトが動かないとしても別の方法での復旧が考えられるので (先ほど言ったとおり最悪コピペ) そういう点についてはこのソフトにも分があると言ってもいいでしょう。

あともうひとつ考えていたのが圧縮なのですが、まあこれもいいでしょう。ものによっては確かに劇的に容量は減りますが、今日日多くの人のストレージを一番圧迫していると思われる画像や動画は、圧縮の効果が低いとされています。たぶんそれが使えるツールを探して、使い方を勉強したところで、効果は知れたのもでしょう。また、圧縮の方法にもよりますが生データとして扱えなくなる問題も出てくるかも知れません。やめておきます。

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テーマ : セキュリティ
ジャンル : コンピュータ

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