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BitTorrentというもの

更新が滞りがちで申し訳ないです。今日は、前々回予告したファイル共有技術のBitTorrentなるものについて紹介と説明を…。



インターネットをはじめとするパソコン間の通信の構造は、クライアント/サーバの関係が基本。つまり、クライアントはサーバにこのファイルを頂戴と命令を出し、その命令を受け取ったサーバがクライアントに目的のファイルを送るというもの。

この構造でファイルを共有するとなると…クライアントが共有したいファイルをファイル共有のためのサーバプログラムを稼働させているサーバ(ファイルサーバ)に送る。そのファイルが必要な人は、そのファイルサーバにリクエストを送る。すると、サーバからリクエストのあったクライアントに対して目的のファイルが送られてくる、というかたちになる。

しかし、これはそのファイルに人気がある場合に、ファイルサーバの負荷がとんでもないことになる。今日の様にパソコンが高速化し容量の大きいファイルを取り扱えるようになったり、回線が高速化しているとサーバの負荷は上がる一方。

それは、クライアントにとっても人気のあるファイルほど手に入り難いということになる。



それに対して考えられたのがこれ。ファイルサーバはアップロードの帯域が圧迫されているわけだけど、クライアント側はそれに余裕がある場合が多い。ので、クライアントはダウンロードした分だけ別のクライアントに特定のファイルサーバを介さずに直接送信する。クライアントはファイルサーバだけでなくてファイルを持っている別のクライアントからもデータを受け取る。

こうすれば、人気のあるファイルでもサーバの負荷を減らすことが出来、クライアントにとっても人気のあるファイルであればあるほど手に入り易くなるというマジックが生じるというわけ。

これが特定のクライアントとサーバという関係ではなく、同種のコンピュータ(ピア)同士を直接つなぐという意味でpeer to peerと呼ばれている技術の一つでございます。技術自体には罪はありません、悪用する人間に問題があります。

で、その技術を利用してファイルのアップロードとダウンロードをまとめてやってくれるのがBitTorrentクライアントソフトというわけです。



ここまではほとんどwinnyとかと一緒の構造なんだけど、はっきりとこれと異なる点は…。

・暗号化がなされないこと
・ファイル検索機能が内蔵されないこと
・キャッシュ機能を有しないこと

この三点かな?

winnyではファイルは暗号化され、一応第三者には送受信されるデータの内容は分からないということになっている。また、接続している同士もお互いのことは見えないようにしてある。しかし、BitTorrentはファイルを暗号化しないし、今現在接続している人が誰で、何パーセントダウンロードが完了していて、お互いにどの程度のスピードでやりとりしているかの情報は丸見え。

また、winnyにはファイル検索機能が内蔵されていて、今どのようなファイルが共有されていて、どれがダウンロード可能かということが直接把握できたのだが…BitTorrentには検索機能はなく、共有するファイルの原保持者は共有させたい相手に対してBitTorrentで共有を行うために必要な情報の入った.torrentという拡張子のファイルを公開する。その.torrentファイルをBitTorrentクライアントソフトに放り込んでやると、接続相手を探して共有が始まるという仕組みとなっている。

さらに、この.torrentファイルによって指定されたもの以外は一切ダウンロードしない。

つまり、winnyの様にキャッシュと称して求めてもいないファイルがダウンロードされてくることは全くない(つまり知らないところで違法行為の仲介をさせられることもない)し、ちゃんとしたところから.torrentファイルを入手するなら身元不明のファイルを掴まされることも基本的にはない。悪意のある人間が正規のファイルにウィルスなどを紛れ込ませようとしても、暗号化もされていないし身元を明かして接続している以上相手を追求するのは容易いということになる。



というわけで、winnyが現状全くといって良いほど正当なファイル共有に用いられないのに対してBitTorrentは正当なファイル共有に使われることも多く、特にオープンソースでソフトウェア開発をしているところではよく使われています。経済的な理由なんかで高容量の回線とサーバを用意出来ないが利用者は多いなどという場合には最適なわけです。

##しかし、全く不正な使い方がなされていないかというとそんなことはなく、特に中国あたりではそもそもの著作物に対する規制の緩さも相まって無法地帯化しているのが現実なんですが…。

ちなみに、俺がBitTorrentクライアントソフトを導入する動機となったサイトがPublic Domain Movie Torrentsというサイト。アメリカ合衆国で著作権の切れた(と考えられている、トップページにそう書いてある)映像作品をBitTorrentを使って配信している。例えば、チャップリンの代表作のひとつThe Kidとか、ゾンビ映画の草分けNight of the Living Deadとか、人間だったころのTom and Jerryとか、いろいろあって楽しいですよ。



煽るだけ煽っておいてそのBitTorrentクライアントソフトの導入方法を教えないというのはおかしいけれども、長くなってしまったのでそれは次の更新時に。

今回は何かうちのブログの趣旨とはなれてしまった気がするけど、まあいいや。

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