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Vistaを使っていない俺が勝手に批判その2

使っていない俺による勝手なVista批評の続きです。

前回、Aeroの実装につき批判しましたが、実は俺が本当にAeroについて批判したかったのはユーザーインターフェースは2Dのままなのに画像処理だけ3Dにして無駄にリソースを消費することはないだろう、ということなんですよ。しかし、それをいったら「遊び心」を否定することになってしまう気がするので、あまり大きな声では言いません。



今回はもうひとつの批判対象、UACについて。

ただし、UACに対する批判は的外れのものが多いので、ちょっと解説を。

パソコンとはその名の通り、一個人に於いて所有・管理・使用が為されるコンピュータの事で、そのために作られた制御システムは使用者=管理者でした。DOSとその流れを汲むWindows9xはそれが自然でした。

しかし、これは普段使用するユーザー権限に悪意あるプログラムや乗っ取りが発生すると、システム全体が侵される危険がありました。特に近年のブロードバンド回線による通信の高速化・常時化により、そのリスクはここ数年で跳ね上がったわけです。

他方、パソコンという概念の生まれる前からある大型コンピュータ等では、管理者一人に対し管理権限を持たない使用者が複数という状況が自然で通常でした。つまり、ユーザー権限にはユーザーが通常使うであろう機能の使用のみが許可されていて、システムの管理・変更等は管理者権限によってしか為されないものとなっていました。

で、これは図らずもブロードバンド時代にピッタリの構造であったのです。というのも、悪意あるプログラムがユーザー権限で実行されても、もしくはユーザー権限が乗っ取られたとしてもシステム全体が侵される危険はまずありません。パーソナルな環境、つまり使用者=管理者という状況にあっても、普段は制限されたユーザー権限で使用し、システムの管理・変更など重要な事をする場合に限った管理者権限の発動をこころがけることにより、脅威に満ちたブロードバンド時代において比較的安全にシステムを使うことができるのです。

この構造は、大型コンピュータ向けであったUNIXシステムをパソコンで動かしたいという需要から生まれたLinuxに於いても維持されています。UNIXから派生する現在のMacのシステムもこの構造を持っているはずです。



UACというのは、それをWindowsでやった、ただそれだけのことなのです。

もともとWindowsNT系OSにはこの概念と構造はあったはずです。しかし、WindowsXPによってNT系とDOS系を一本化するにおいて、「パーソナル」ユーザーには馴染みの薄いこの機能をホームエディションから除外した、これが正解でしょう。で、ブロードバンド時代のセキュリティとしてVistaには搭載せざるを得なくなったと。



と、マイクロソフトの肩を持つような発言をしてみましたが、俺が批判したいのはここから。

このことのユーザーへの説明は果たして充分だったのかなァ、ということ。

たぶん慣れてしまえばどうということはない機能であるとは思いますが、今まで当然の様に行ってきたシステム管理をユーザー権限から行うということが突然できなくなるというのは、事情が分からなければ大きな戸惑いとなることは容易に想像がつくでしょう。実際、僕もLinux導入時には戸惑いました。そのユーザーの戸惑いに、マイクロソフトは充分に対応したといえるのでしょうか?

煩わしい・邪魔・ユーザーを信用していないOSだ、などという的外れな批判が目立つということは、充分に理解していないユーザーが少なからずいる事実を伝えています。それに、設定でUACを無効にできるなどということが、理解されることを放棄しているマイクロソフト側の姿勢の表れではないでしょうか。



まあ、そんなことは正直どうでもいいんですよ。マイクロソフトに頼らずともパソコンを使う道は既に開けている。

ああ、Linuxに対応するTVチューナー/ビデオキャプチャデバイスができてくれないかなー。そしてDRMという厄介なものがなくなってくれれば良いんだけど。いや、違法コピーがしたいわけじゃなくて、DRMは正当な再生・正当な私的複製すら制限がかかるからね。

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